同床同夢 ~食堂車1979

与方藤士朗

同床同夢 ~ 食堂車1979

第1話 同床同夢 ~ 食堂車1979

              

 乗ったことのない列車に乗って、行ったことのない食堂車に行って飲み食いしながら移動する。

 自分の生きていない時代、あるいは生きていた場所でないところ、はたまた、行きたくてもいけなかった場所、そこに行ってみたいと思うことは誰もが持つ思いの一つ(だと思うけど、違ったらごめんね~苦笑)。

 せめて、そんな夢を見ることができたらと、誰もが多かれ少なかれ思うこともあろう。


 この物語は、同じ日の同じ時間帯に、同じ場面で、しかも同じ内容の夢を見た人たちの話です。

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