第66話 三章までの登場人物紹介
ダグラス 元暗殺者。
とある国の貴族に仕えていたが、主人が政争で敗北したため、名を変えて他国へ逃走。
拾い育ててくれた師匠の遺言に従い、目立たぬよう一般人として生きようとするが、カノンと出会ってしまう。
当初の目的と異なり、世界を救う旅に同行させられた。
しかし、そのおかげで今まで得られなかったものを手に入れる。
突如として姿を現した怪し気な男。
だが神の領域に入り、魔法が使えなくなった世界で治癒能力を見せるなど、常人ではありえない事象を起こす。
慈愛に満ちた神らしいところもあれば、盗人のような手癖の悪さがあるところも見せる。
純粋な善人ではないが、世界を救いたいという気持ちは本物である。
ケニー 冒険者。
ダグラスをたぶらかそうとするカノンを蹴り飛ばした冒険者。
カノンをうさんくさい男だと見抜いたのはよかったが、すぐに彼も騙されてしまう。
新人冒険者を心配するなど、面倒見のいいところがあった。
ナタリアの事が好き。
ナタリア 冒険者。
ケニーの相棒で彼の事が気になっていたが、暴力的なところが気になっていた。
カノンが諭した事でケニーは大人しくなったが、アンデッドとの戦いで彼と死に別れてしまう。
世界を救うと言いながら、何もできなかったカノンを恨んでいる。
マリアンヌ・チューダー 吸血鬼。
仲間と共に人間社会を知るために人間の領域を旅していたが、魔法が使えなくなった事で仲間が死亡し、一人になる。
人間と接触しないように喉の渇きに耐えていたが、耐えきれなくなって生き血を探し求める。
その際にダグラスたちと出会った。
強引に“自分の女になれ”と迫ってきたダグラスの事が気になり始める。
ユベール 無職のエルフ。
異端審問官という大きな権限を持つ地位にいたが、上司の不祥事の責任を被って田舎で隠遁生活をしていた。
森の木が魔物へと変わり、娘を連れてアルベールへ逃げる。
娘を守り負傷していたが、カノンに治療された。
その恩を返すために、カノンに付き従う道を選ぶ。
ソフィ ユベールの娘。
ユベールと共に森から逃げてきた。
父を助けてもらう代わりに、自分の身を捧げようとするほど献身的なところがある。
ユベールが身代わりになったため、ジャンという恋人とアルベールの街で暮らす事になった。
ジャン ソフィの恋人。
ソフィの恋人で、料理店のオーナー。
恋人の父親であるユベールのために仕事を用意しようとするなど、人を気遣う面もある。
元々は日本の女子高生だったが、異世界に勇者として召喚される。
最近は“普通の刃物で傷つかない肌って人間としてどうなのよ?”と今の自分の体について悩んでいる。
実は自分の容姿にちょっと自信を持っていたが、マリアンヌと並んで撮った自撮りを見て傷心中。
フリーデグント キドリの護衛女騎士。
力のあるドワーフらしく、重装甲の鎧と大盾を身につけている。
勇者であるキドリのためなら命を懸ける覚悟を持つが、頑固というわけではない。
神の従者だとわかれば、長年の敵である吸血鬼のマリアンヌ相手にも客人として扱える程度の柔軟な思考を持っている。
シュミット伯爵 ユベールの元上司。
かつては異端審問官の隊長を務めていたが、ユベールに“サキュバスを集めてくれ”と頼んだ事が露見し、異動という形で罷免される。
それ以後は表舞台に立つ事なく、冷や飯食らいが続く。
王宮の伝手を求めてユベールが尋ねてきた時に逆転のチャンスが訪れたと思ったが、逆にユベールにやりこめられてしまった。
ヴォルフラム・クローラ クローラ帝国の皇帝。
“神の領域に入れる者が現れた”という報告を受け、すぐさま王宮にいた者、総出で出迎えにいった。
神は世界の管理者で、人類の保護者や奉仕者ではないという事はわかっているが、カノンを見て取り込めそうだと思い、接待攻勢を強める。
敬虔な信者ではあるが、同時に皇帝として取るべき行動をためらわない決断力を持つ。
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お盆の季節は休む予定なので12日はお休みです。
もしかしたら15日も休むかもしれません。
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