第7話情報収集1(職員室)
今日もいつもと変わらない退屈な日常が過ぎていく、何も変わることのないいつもの日常。
そんな中、平和な日常に飽き飽きしてる自分がいる。
何事もなく大人になって、結婚して幸せな家庭を築き、たくさんの子供達に囲まれて死んでいく。
それは幸せなことだ、だがつまらない。
私の人生はそんなつまらないまま終わって良いのかと、ふと思うことがある。
私は今日もかごの中、みんなの期待を裏切らないように今日も日常を過ごしていく。
ー放課後ー
私たちは授業が終わると同時に部室へ急いだ。
部活として使える時間は有限なので、少しでも調査を進めるために、少しでも楽しい時間を過ごすために。
「ようやく授業終わったー!よし、じゃあ始めていこうとしますかね。まずは、校内の情報から集めていくとしますか~。」
「ラジャ~!」
芽依も元気よく返事をする。
涼子は大会前の大切な時期であるため、たまに参加するということになった。
「よし、まずは職員室で聞き込みだーい!いくよ~芽依!!」
「気合い入りまくりだね~。ってちょっと待ってよ!!置いていかないで―!」
私は芽依の訴えを無視して意気揚々と職員室に向かった。
ちなみにこの時点で朝の出来事など一ミリも覚えていない私は大声でこういった。
「こうちゃんせんせーい!!ちょっと聞きたいことがあるんだけどー!」
少しあきれた様子で神崎先生が出てきた。
「はぁ・・・。如月・・・俺朝言わなかったか?こうちゃん先生はやめてくれって言って、お前了承したよな?確か。・・・はっ!!!」
そう言って大きなため息をついたあと、すごい勢いで後ろに振り返った。
そしてとても気まずそうに青い顔をしていた。
「「「「「「じーーーーーーーーっ」」」」」」
職員室内にいた先生達が「じーー」っという視線を神崎先生に向けていたのだった。
「えぇ~そうだっけ?芽依、先生そんなこと朝言ってたっけ?」
そう聞くと芽依はここ一番のドヤ顔をしてこう言った。
「私が覚えてるわけじゃん!!!」
この子は頭が良いのか、あほなのかたまに分からなくなる。
多分芽依も私のことをそう思っているに違いない!
「威張って言うことじゃないだろう・・・。まぁいい。先に教室行って待ってろ、俺はちょっとやることがあるから遅れていく。」
と呆れながら神崎先生が私たちに言った。
「「分かりました~。」」
私たちは、先生を待つためにHR教室に移動ししていった。
推理は日常の中で 終点-シュウテン- @shuuten
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