ここに一人の女性がいる。彼女の初恋は幼い頃に出会った10歳年上の男性。13歳のときに20歳になったら結婚しようと言われる。
だが、彼女は20のとき結婚したのは別の男性。ここから始まる人生模様、恋愛模様に、彼女が悪いと責める人もいれば、彼女は被害者だと、周りが悪いと擁護する人もいると思う。
人に、愛に、真実に、嘘に翻弄される人生。病に蝕まれる体。それでも人は彼女は生きる。流し、流される人生は人の優しさも、醜さも余すことなく見せてくれる。
彼女の生き様を憐れむのも、悲しむのも、同情するのも自由だと思う。でも彼女自身が自分の人生を振り返って最高の人生だと思うことを邪魔する人間にはなりたくない。
タイトルの17本の薔薇に込められた想い。あなたは自分を愛することができますか?そう問いかけてくる作品でした。