第6話 諦めるな!!!頑張れ!!

柵の付いた車が到着した。


俺達は……抵抗した。お姉さんブタ🐷と、共に……。


お姉さんブタは、

【彼に!!彼に逢うまで

  死なないって、約束したの!!】


イヤーーーーーーーー!!!!!


と……泣いていた。



俺達は……ある事を思い付いた。


俺達と……お姉さんブタと、

おばさんブタは、、、、



途方に暮れていた。


夕日が眩しい午後には……

悲し過ぎる現実だった。



俺達は……お互いに合図をした。



柵に、思い切り体当たりした。


俺達は……お姉さんブタに

どうしても、彼氏さんに会って

欲しかったのだ。



柵は……とても頑丈で、

俺達2匹は、、、、


血まみれに成りながら……

お姉さんブタの為に最後の抵抗を

した。



《ガシャン!!!!》と……

その時!!


チャンスがやって来た!!!



柵の鍵が……壊れたのだ!!

俺達は、お姉さんブタに言った!



【逃げろ!!!!今だ!!!!】


お姉さんブタ🐷は……

走り続ける車から飛び降りた!!



お姉さんブタは……転がり落ちた!!

お姉さんブタは……



【ありがとうーーーーーーー!!!!彼に!!彼に逢いに

行けるわーーーー!!!!!



貴方達も、逃げてーーーー!!!】


俺達2匹は……おばさんブタにも

声をかけた!



【おばさん!!!!!

逃げろ!!!!旦那さんの為にも

早く、早くしろーーーー!!!】


おばさんブタは……



諦めていた。

【あんたたち。もう良いんだよ。

ありがとう。これも運命さ。

 あたしゃ喰われるさ。】


【何言ってンだよ!?諦めるな!!!まだ切断加工されてないだろ!!!おばさん!!!】



早くしろーーーー!!!


俺達は……おばさんブタが

夕日を浴びながら、悲しい目を

しながら、



まるで別れを告げる様に、、、


車から、降りなかったのだ。



【おばさーーーーん!!!】



俺達2匹も、必死で逃げた!!!


おばさんブタは……

寂しそうな眼差しをしながら

こちらを見ていた。



俺達2匹は……まず、

お姉さんブタが彼氏の居る

場所を探した。


お姉さんブタは必死で走る!



俺達も、走り続けた!



お姉さんブタは……その時!!


車に当たって死んでしまった!!




【お姉さーーーーん!!!?】

彼氏に、逢えずに…………、

お姉さんブタは息絶えた。



お姉さんブタは……次々と

100キロを出している車に……

ひかれ続けて……原型を

留めてなかった。



俺達2匹は……次々と起こる

悲惨な現実に……ただただ、


泣きながら走り続けた!!




その時…………!!!!



俺達は……ッ

麻酔銃で打たれて、気を失って

しまったのだ……。 

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