第7話 その後……。
【ドーーーーーーン!!!!】
《ぴっ……ぴっ……ぴっ……》
ザワザワ。ザワザワ。
【さとし!!!!ひとし!!!】
あぁ。俺達……喰われたくな……
【いたっ……。ぴっ……ぴっ……】
【あぁ?……いてえ……。
ぴっ……ぴっ……ぴっ……。】
【!!!!!???!!!】
【あ……あれ……???!】
い……生きてる。……何で??
さとしとひとしは……
人間界に……戻って来れたのだ。
【お姉さんブタ……。可哀相に……。】
俺達が……一緒に目を覚ますと
ばばあは泣きじゃくっていた。
俺達は横を向き合い……
目をお互いにやると…………。
手をつなぎ合わせていた。
まだ俺達は……養豚場の記憶が
残っていた。
おばさんブタは……どうしたのかな?
あぁ。ワインブタから……
逃れられたんだ。
良かった。本当に良かった。
俺達二人は……病院のベッドの
上で……
お互いの手を強く握った。
数日後……。俺達二人は……
食事が食べられるまで回復した。
【病院食なんて、まずいだろうな……。】
【あぁ。そうだよなぁ。】
【でも。残飯よか、マシじゃね?】
【アハハ。そりゃそうだよなぁ。】
《患者の皆さん。お食事の時間
です。ホールにお集まり下さい。》
ピーンポーンパーンポーン。
俺達二人は食事を食べられる
喜びに……満ちていた。
食事が配膳される。
と…………その時……。
息を飲んだ……。メニューは……
皿には、酢豚が盛り付けて
あったのだ……。
俺達二人は……固まった。
《これ、おばさんブタ……??》
~バッドエンド~
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