祝通可辰 ce1


私の人生はマジで不幸すぎて最悪だった。

両親は馬鹿で碌でもない。

私の姉を『ペガサス』にして、兄を自衛隊にして得た金を、ギャンブルで直ぐに溶かした。


私を『ペガサス』にしなかったのは、自分たちの老後を世話させるため。

金が無いのは自分たちの所為なのに、学校へ行くぐらいなら働いて金入れろって夜の店を勧めてくる。


こんなクズたちの良いなりになって生きていくなんて、本当に無理。

中学校を卒業したと同時に、家にあった金を全てパクって逃げ出した。

性格の悪い妹や弟たちに見捨てられないように生きろよってメッセージだけ送って、支給品のスマホを処分したときは、マジで全てから解放された気分になった。


それから、すぐに住める家が見つかって、新しい生活が始まった。

地道に生活しても、あんな親みたいになるだけ。狙うは一発逆転。

ゲーミングPCを買って、配信者をやることになった。


顔バレは嫌だったから、バーチャル配信者になった。

最初にお金を掛けたこともあって、登録者が増えて、お金を稼げるようになるまでは割と簡単だった。


見様見真似でSNSで宣伝したし、私の過去話は需要があるみたいでボカして言うだけで、結構受けた。

底辺系ってやつで、人気が出てきて、生活できるほどのお金を得た。


でも、ほそぼそとしか生活できないぐらいだ。

贅沢がしたい。折角あの両親から逃げてきたのに、どうして同じような生活をしないといけないのって思った。


だから、もっと人気者になりたかった。

そうすれば、もっとお金を手に入れられる。

そうするには地道な活動だけじゃだめなんだと、バーチャル配信者の大きなFPS大会に参加した。


――チートツールを使って。


すぐにバレた。業者に絶対にバレないって何度も念押しされたのに嘘吐かれた。

それから、積み上げてきたものを全てを失うのはあっと言う間だったと思う。

バーチャル配信者としての未来を閉ざされた私は、ネットの世界から逃げ出した。


それから普通のバイトを始めてみたが、直ぐに辞めた。

今の時代、学のない女が働ける場所は安くて、しんどい仕事ばかりだった。

AIなんて滅びればいいのに。本当にいいことない。


生活に困り、PCもゲーム機も全部売って、いよいよ何もなくなった私は、仕方なく夜の店で働くことにした。

癪だったけど、幸いお酒は強かったから飲むのは辛いとは思わなかった。

大人の話に良い感じで返事するだけでお金を貰えるのは良かった。


でもキツいのは変わりない。

配信活動の時とは違って、私の話は一切聞いてくれないし、酔った客は時々暴力を振るってくる。

それに先輩とかの嫉妬も凄い、年食ったのを私の所為にするな。


そして、こんなに頑張ってるのに生活は楽にならない。

それに、お客さんの話を聞いて初めて知ったけど、子供を産まずに、このまま年を取ると、奪われる税金がさらに増えるって聞いて本当に最悪。


子供なんて産みたくない。結婚もしたくないと思ったけど、そんな時に仲介業者の仕事をしているらしいお客さんから良い話を聞いた。


男とセックスしなくても、精子バンクに行けばタダで人工授精できるみたい。

それで、子供を産んだら仲介業者に渡すと、将来、国から貰える支援金と同じ額を業者が先払いでくれるとのこと。

それを聞いた私は最高としか思わなくて、先輩たちの反対をものともせずに承諾した。


――そうしてまた、私は最悪の経験する。どうして私ばかりこんな目に遭うの? 

妊娠は私が想像していたよりも辛かった。妊婦に酒を飲ます仕事は法律違反だからって仕事はクビになった。

日が経つに連れて、ひとりで生活するのにも苦労した。国の支援で病院にこそ入院できたけど、出されるご飯は美味しくないし、テレビとか有料だしで、貯金は減るばかり。


あとで知ったけど、こうやって目先のお金で釣って、妊娠させる事で、本来私に入るはずだった妊娠給付金を横からかすめ取る詐欺だったらしい。

また、妊娠中に生活が圧迫するために、馬鹿な女は体が壊れるまで子供を産むしかなくなり、その赤ちゃんで、さらに詐欺師はお金を稼ぐとか。


そんな事もしらずに、孕んだ私は、早く産まれろって言い続けた。


――産まれろ、産まれろ、産まれろ。つわりが辛い、まともに歩けないのが辛い、食べるものが不味いのが辛い。イライラがずっと収まらなくて辛い。


なんで私ばかり、こんな目に遭うんだよ。どうしてだよ。


そうやって毎日毎日、自分の不幸を呪って。恨みを全部お腹の中の赤ちゃんに向けて、迎えた出産日。


痛い思いをして、お腹から外へと出した赤ちゃんが、五月蠅く泣いた。

疲れ切った私は、きっと嫌がらせのつもりで、抱っこするかいと聞いてきた意地悪ババアに言われたとおりに、赤ちゃんを抱いた。


私に似ても似つかない、しわくちゃな顔を見た。


――これが、私の赤ちゃん……なんだか……かわいい……とっても……。


+++


「――お母さん、お母さん」

「んー?」

「お母さん、時間だよ。起きてー」

「ふぁ……なんだか、天使の声が聞こえるね~」


朝の11時、最高に可愛い娘の声で起きる。

体の疲れが抜けきっていない、正直眠い。

しかし、娘の声に起きなければ母親ではないと、気合いで目を覚ます。


「あー、やっぱり可辰に起こされると、おめめが直ぐにぱっちりするわー」

「可辰、目覚ましよりもすごい?」

「比べるまでもないわよ。目覚ましよりも凄いし、とっても可愛いよ! ぎゅー!」

「えへへ、ぎゅー!」


可辰を抱きしめて、私の一日は始まる。

洗面台で顔を洗って、その場でぱぱっとナチュラルメイクを施すと、清潔感を強調させたお洒落なシャツとズボン姿に着替えた。


「ご飯は食べた?」

「うん、今日も美味しかったです!」

「よかった、じゃあ、お昼もお腹空いたらチンして食べてね!」

「りょーかい!」


人工食品のインスタントばかりであるが、可辰は美味しく食べてくれる。

本当は、手料理を食べさせたいが、調理用の食材も器具も高くて、中々手が出しづらいし、時間もない。

それでも、可辰に母親の味を食べさせたいと、月に三回はなんとか作ってる。


「じゃあ、ご飯を食べたあとは?」

「お薬飲んで、寝ます」

「正解! どこまでも良い子!!」


娘をベタ褒めしながら、健康補助食品のゼリーを十秒で食べきる。

できれば一日中、娘と一緒に居たいが、生活するためにはお金を稼がなければならない。

つまり、仕事に行かなければならない。憂鬱な気分を娘に悟られないように玄関へと向かう。


「あ、お母さん、忘れ物です」

「……あ、ほんとだ! ありがとうね可辰!」


私の方へと駆け寄ってくる娘が、本当に愛おしい。

差し出された“箱”は実の所、予備で、昨日仕事で使ったままのが鞄の中にあるのだが、娘の優しさの前では、シュレディンガーである。


「じゃあ、お母さんを助けてくれた可辰に、私からも贈り物をしちゃおう」

「え? いいの!?」

「うん、本当は一週間に一度なんだけど、今回は特別だよー」


嬉しそうにする可辰から、“箱”を貰って、その中にあるトランプを取り出す。

てきとーな感じに見えるようにシャッフルする。

それを、可辰は真剣な眼差しで、じっと見る。


「んー、ストップ!」

「はい、じゃあ可辰、いつものように一番上のカードをめくって」

「えい! ……あ!」

「あら、おめでとう、ハートのエースの『加護チート』を得た可辰は、今週も最高にハッピーな日々を過ごせるよ!」

「やったー! 『加護チート』いただきました!」


――最初は、体が弱くてずっと家に居ないと行けない可辰の気分転換になればと始めたことだった。

トランプを使った、とても単純な占いみたいなもの。

ハートのエースを引ければハッピーな『加護チート』が付くよ。そんな感じのやつ。


これは可辰のお気に入りだ。ある日、私がうっかり呟いてしまった“チート”って言葉が大層気に入ったらしい。

自分を幸せにする良いことなんだよって、嘘を教えてしまったので、可辰にとってはハッピーになれる言葉なのだ。

ちゃんと教えないと駄目なのは分かっているが、周りから否定されたもので、娘が喜んでいるっていう状況が、私も嬉しく、もう少しだけと何時も思ってしまう。


「じゃあ可辰。お母さん頑張ってくるからね」

「行ってらっしゃい! 頑張ってね!」


優しい可辰は、笑って見送ってくれる。


「お母さんにも『加護チート』がありますように!」


――でも、ちょっとそう言って見送られるのは複雑だなって思ったり。


+++


「――お待たせ致しました、Aランチセット二つです」


ここはお爺ちゃんが老後の趣味で開いている、洒落た喫茶店。

クラシックな雰囲気が好きなマスターは、AI機器を入れるのは趣味に反するとして、私をウェイトレスとして雇ってくれた。

バイト代も良く、可辰の事で急な休みでもOKを出してくれる。そうやって十年以上お世話になっている。


「今日もお疲れ様。はい、良かったらこれ娘さんと一緒に食べてね」

「ありがとうございます!」


初めて出会った時よりも老けたマスターは優しく、気前がいい。仕事が終わると余ったお菓子をくれる。

これを家に持って帰って可辰と食べるのが、毎日の楽しみとなっていた。


天然物の調理食材を使っているらしいクッキー。

それを毎日タダ同然で食べられるなんて。

可辰が産まれてから、きっとわたしが望んでいた日々を送れている。


「本当に……毎日ありがとうございます」

「こちらこそだよ。いつも頑張ってくれてありがとう、廃棄品で申し訳ないけど、ほんの少しのお礼になれているなら何よりだよ」


紳士な事を言ってくれるマスターに頭を下げる。

この人が雇ってくれなかったら、私はまともに娘と生活できなかっただろう。

それに彼がトランプ手品を教えてくれたおかげで、可辰を笑顔にできていた。


――私も年か、最近昔の事を思い出す。

どうして、あんな風に生きてしまったのか、よくよく考えれば自分に味方してくれる人もいたっていうのに。

それに気づけたのも、全て可辰のお陰だ。産まれてくれて本当にありがとう。


+++


「ただいまー」


喫茶店の仕事が終わり夕方17時ごろに、いちど帰宅。

ドアを開ける音がしても、可辰の声が聞こえない事から寝ていると思って、小声で入る。


不安を感じながら寝室を覗くと、テレビを付けっぱなしにして可辰が寝ていた。

静かな寝息に、ほっとする。ここ最近は安定しているのか、あまり発作は起きていない。

体が大人に近づいたからだろうか? そうだったら何時か普通に外を出歩ける日が来るかもしれない。


――可辰は産まれながら細胞の病気を患っていた。

ちょっとの運動で倒れてしまい、病院で支給される多くの薬を飲まなければ生きていけない。

だから、可辰は外に出たことが殆ど無い。ずっと一日中部屋の中に居なければならない。


「私の可愛い娘、ちゃんと元気で育ってね……」


いつか、一緒に散歩して、一緒にお酒を飲める日を心から待ち望んでいる。

私の可愛い娘。私の全て。絶対に何処にも行かせない。


私は起こさないように、静かに厚めの化粧を施していき、夜でも目立つドレスへと着替える。


「じゃあ、行ってくるね」


寝ている可辰の頬に行ってきますのキスをして、私は起こさないように家を出た。


+++


「――さっちゃん! もうほんと最近仕事が大変なんだよ! 新人が入ってきたんだけどさ、AIに命令出してる方が全然マシっ!!」

「人を育てるって本当にたいへんですよね~。いつもお疲れ様です」


喫茶店の稼ぎは結構良いが、シングルマザーでは当然生きていけない。夜は小さなスナックで働いている。

源氏名は“さち”、皆からはさっちゃんて呼ばれている。


「私も、ここ最近、新人の女の子の面倒を任されちゃって、もうほんと大変なんですよね」

「そりゃそうでしょ。あたしを除けば、あんたが一番年寄りなんだから」

「ママ! それは言わない約束でしょ!?」


カウンターからママが口の悪い冗談を言って、それに抗議すると、馴染みのお客さんたちから笑い声が零れる。

この店では、何時しか私とママのこういったやり取りが名物になっており、お客さんの中には無いと寂しいと言う人がいる。

だからこのあいだ、私は漫才スナックにお店変えたらと言ったら、ママに怒られちゃった。


「それにしても、さっちゃんも、もういいお年だね、でも可愛さは昔のまんまだ」

「そうそう、可愛いし、落ち着いて美人さんにもなった」

「えー? 本当ですか? おだててもサービスできるほど、この店余裕ないですよ?」

「まだあたしの店だよ。勝手にころすんじゃないよ。この生意気娘」


喫茶店だけでは生活できないからと、戻ってきた夜の世界。

運が良いことに、最初に応募したのがママの店だった。

ママは私の境遇に理解を示してくれる。寝たきりの可辰の体調が悪くなれば、すぐに帰らせてくれるし、その日のお給金をフルタイム分出してくれる。


そんなママの店だからか、お客さんも良い人ばかりで、店の女の子同士の関係も穏やかだ。

喫茶店の時といい、可辰が産まれてきたから、私は幸運で恵まれている。


「きっと娘さんも、大きくなったら、さっちゃんみたいに美人さんになるんだろうなぁ」

「でも、確か今年で『ペガサス』になっちまうのか……」

「お、おい……」


――酒に酔った勢いで口が軽くなっている常連さん。

隣に居た友人が止めに入ろうとするのを、なんで、こんな事を言ったのか事情を知っている私は大丈夫だよと待ったをかける。


「俺の娘も……本当に良い子だったんだ。でも、俺の稼ぎじゃどうしようもなくて、他の家族も居るからって見送ったけど後悔ばっかりしてる……今でも娘だった金だけは、馬鹿息子共から死守してるよ」

「――大変でしたね。本当に……」


この常連さんは『参人壱徴兵法』で娘を『ペガサス』にした事を後悔して、とても反対してくれる人だ。

涙を流す彼の隣に移動して寄り添う。

すると、他のお客さんも彼に慰めの言葉を掛けて、政府に対する罵倒会が始まる。


――そうすると、自分の考えが間違っていないのだと、心から思えた。


「こら、お国に聞かれたら、どうするんだい。店を潰す気?」

「す、すまねぇ……さっちゃんもごめんな」

「謝らないでください。何時でも、お話してくださいね」


政府の批判に熱を帯び始めたあたりで、ママが一喝して、何事も無かったかのように話題が変わる。

それから、暫くすると、ドアベルが鳴って新しいお客さんが入ってきた。

すぐに顔見知りだとわかり、常連さんたちに断わりを入れて、彼に挨拶しにいった。


「お疲れ様です。お久しぶりですね。仕事忙しかったんですか?」

「ひ、久しぶりです、えっと、ぼちぼちですね」


いつものスーツ姿で訪れた男性は、いつも私を指名してくれる、年下の常連さんだ。

なんと、若いながら成功をしている実業家で、この店の中でもトップレベルのお金もち。

ありがたい事に、店に来てくれる度に一番高い酒を振る舞ってくれる。


「お、さっちゃんの旦那さんのご登場だ!」

「なんだとぉ!? さっちゃんはやらねぇぞ!?」

「まだ告白すらしてねぇんだから、野次ってやるなよな」

「もう、ここまでのやりとり、ほんと定番になっちまったなぁ」


お金持ちではあるが、低姿勢で年上を敬う姿から、長い付き合いの常連さんたちからも好かれている。

もっとも、中には勤めた会社関係で良い思いさせてもらったからと、懐柔されている人もいるようだが。

そんなわけで、私の旦那という愛称で親しまれている。なんだか外堀を埋められている感じである。


「あ、あのさちさん……えっと、いつもので、それと……今日も占いをお願いします」


いつものように、彼は私の隣に座らされて、遠慮がちに一番高いお酒と占いを注文する。

酒の肴ぐらいのつもりだった、手品有りのトランプ占いの結果が、とんでもない成功に繋がったらしく、その恩返しを、ずっとしてくれている。


「分かりました。それでは好きなカードを1枚、引いてくださいね」


いつも初々しい反応を見せてくれる彼を、私もいいなって思う。

気のせいではなく、彼は私のことを好きだと想ってくれているのだと分かる。

だけど、私には可辰が居る。それを分かっているのか彼は、今の関係を続けてくれた。


そんな彼に、私はいつものように彼の顔を見ながら、引くトランプの柄を操作して、それらしい事を口にするのであった。


+++


「ただいま~」


深夜三時に帰ってきた。少し飲み過ぎた所為で呂律は回っていないが、意識ははっきりとしている。

可辰の様子を見れば、布団の傍に絵本が置いてあり、付けっぱなしのテレビはアニメが流れている。

どうやら、私が夜の仕事に行ったあと、どこかのタイミングで起きて、また寝たらしい。


「――お母さん?」

「ごめん、起こしちゃった?」

「ううん……お帰りなさい、今日もお疲れ様」


可辰は、深夜に私が帰ってくると、すぐに起きた。

それが寂しい思いをさせているからだと分かって、心苦しい。

だけど、二人で生活するには働かないといけない。今だけは我慢してもらうしかない。


「ありがとう可辰! 体はだいじょうぶ?」

「うん、今日はだいじょうぶだったよ。『加護チート』のお陰だね!」


薬のおかげか、本当に『加護チート』のおかげか、可辰はここ最近本当に調子がいい。

医者は、成長すれば、もしかしたら体調が改善されるかもしれないとは言っていた。

そんな日が来るまで、私は大切な娘を絶対に守ってみせる。


「それじゃ、お母さんも直ぐに寝るから、可辰は先にお休みしましょうか? それとも眠くない?」

「ううん、眠たい」

「そう、じゃあお休み。また明日ね」

「うん、また明日、おやすみ」


――だから、絶対に、可辰を『ペガサス』にはさせない。


毎日のように寝る前に想う誓いの言葉。

違ったのは、その日の朝、可辰が起こしてくれる時間よりも早い時間にチャイムが鳴った。

誰だとインターホン越しに声を掛ける。


「――朝早くからごめんなさい。この地区担当のペガサス課のものです」

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