飴と傘 作者:こざくら研究会様
では改めまして。
今回お読みするのはこちらの作品です。
→https://kakuyomu.jp/works/1177354054886079162/episodes/1177354054886114761
(初回なのでちょっと感想がぎこちないかも)
読了~。
十万文字を越えていたので読み越えられるか初手からドキドキしてましたが、するっといけちゃいました。と言うわけで感想いきましょう。
追記2月25日
訂正! 一万文字です! 一桁読み間違えました……本当にごめんなさい。一万文字越えの作品です。こざくら研究会様、コメントをくださりありがとうございます。一生誤情報を拡散するところでした……。元の文はそのときの雰囲気を残すために残しておきます……。久しぶりの読書でドキドキしてたんだなあと心の目で一万文字に直してお読みください……。
まずひとつ言わせてください。
すっごい素敵な作品です。
独特の雨の感じがずーっとある感じというか、或いは濡れた服が肌に引っ付いてる感じみたいの作品でして、そして私はチトセちゃんが好き。
なんとなく、懐かしい感じがする。多分この子はどこにでもいるからだ。そしてある意味では私達もどこかしらチトセちゃんなんだろう。
これ以上しゃべるとそのうち理論をこねくりまわしそうなので自重します。ただ、死生観がすごく分かるというよりも、いつか持っていたそれに良くにていました。
あとは、まあ、読んでみないと分からない作品です。完全にこの小説にはこの小説の中の現実がある。いやまじで、読んでほしい。中学生のころの私達がそこにいる。
学校は閉鎖空間で、子供は家庭に守られてるけれど、それは同時にひとつの檻でしかない。子供はどこにもいけないんですよ。親がどこにだっていけって思っていても、子供がどこにだっていくのは世間では不自然なんです。話からは少しそれますけどね。
助けを期待する方が時に残酷で、雨が降る日に外出して、傘を持ってないからといって誰かが傘をさしてくれる訳もない。ひとりで濡れるのが関の山なんですよ。或いはもっと言うなら、傘をさしてくれた方がずっと残酷とも言える。一時雨を凌げたからってそのあとも降り続ける雨が和らぐわけがない。
でも、ほんのすこし身をきって、僅かな雨を防ぐために傘をさしてあげるのもまた、なんというか、人間なんだと思います。
あんまり長く話すと講評めいてきちゃったり、おふざけが入ってきちゃったりするので今回はこの辺りで。この話について話すのは多分、そう言う雰囲気ではないんだなあと思います。
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