第45話 夜の後の朝





朝、目を覚ますと僕は裸の状態でまゆを抱きしめていた。まゆも裸で…その……やばい状態だ。


「うぅ…頭痛い……」


僕が目を覚ましてから数十分、どうしよう。と戸惑っているとまゆは目を覚まして僕と目を合わせる。そして無言のまま僕とまゆの状況を確認する。


「み、見ないで!」


まゆは一瞬で酔いが覚めたような感じで布団を被って体を隠した。


「え、えっと…ここ…どこ?」

「え、えっと…その…こ、恋人が…夜とかに……いちゃいちゃする…ところ……」

「ふぇ…え、えっと、ねぇ…じゃ、じゃあ……よる…そ、そういうこと……した?」

「う、うん…」


見ての通り。ちゃんとしました。はい。


「どうして…こうなった?」

「え…それは……」

「酔ってりゅうちゃんに電話したところまでは覚えてる…で、りゅうちゃんが迎えに来てくれてまゆをおんぶしてくれて………そのあとの記憶ないんだけど…寝てるまゆを連れ込んじゃった?」

「ち、違うよ。えっと…まゆがその…」


昨日起こったことを説明するとまゆはえ?というような表情をするが、僕が寝てるまゆをこういうところに連れ込む度胸はない。という理由で納得してくれた。納得してくれた理由がなんか引っかかるけど……


「で、りゅうちゃんは昨日のこと覚えてるの?」

「う、うん…」


僕の返事を聞いたまゆは顔を赤くして小声で何かを言っていた。


「ずるぃ……」

「え?」

「りゅうちゃんだけ覚えてるのずるぃ。りゅうちゃんだけ気持ちいい思いしてりゅうちゃんだけまゆの恥ずかしいところいっぱい見てるのずるぃ」


そう言ってまゆは布団から出てきて僕に抱きついてきた。


「まゆにも気持ちいい思いさせてよ。あと、りゅうちゃんの恥ずかしいところも見せて」


そう言って僕に抱きついたままキスをするまゆ…まゆにこんなことされて僕はめちゃくちゃ興奮してしまう。


「りゅうちゃん、興奮しちゃってる?」

「う、うん…ごめん…」

「謝らなくていいよ。まゆもだから。ほら…2人で気持ちよくなろ?」


まゆにそう言われて僕は我慢が出来なくなる。まゆも抵抗しなかったのでまゆと昨日の夜したことを再び行う。普段見れないまゆの姿を何度も見れてめちゃくちゃ興奮してしまう。


そんなすごく幸せな時間を朝からまゆといっぱい過ごした。お互いいっぱいいっぱいいい思いをして幸せな気分になった。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る