第7話 大学時代の2人の関係
そして結婚式当日。思った以上に豪華な式だった。結婚式の後、久しぶりに会った仲良しグループで帰ることにした。
「まさか沙理が、あいつと結婚するなんてなー」
俺に電話をかけてきた、仲のいい彼が俺に話しかけてくる。
「そんなに意外か?」
「だって、大学時代の初めの頃、お前ら付き合ってただろ」
「え」
俺はその言葉に驚いた。誰にも知られていないと思っていたからだ。だが、そのテーブルにいる全員が首を縦に振っている。
「俺ら、沙理は絶対、優斗と結婚すると思ってたよ」
「私も思ってた。2人が別れて、沙理が落ち込んでいる時に声をかけてきたのが、あの人だけど、最後は優斗君と一緒になるんだろうなって」
「なんだよ……それ」
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