第5話

"雷光"の師匠になることになりました、なんでぇ?

じゃあ…とりあえず師匠らしい事をするか…


あ、すっげぇ勢いで訓練メニューが浮かんでくる…

はは…成長チートのせいで頑張る事がない…


訓練メニューは浮かんできたけどまずは師匠って立場を良いことにコイツの地位を利用させて貰おうか


「なぁ"雷光"剣が使える奴に心当たりは無いか?」

「私にはサラって名前があるの、サラって呼んで」


「そうか、で?心当たりは?」

「Sランクに"魔剣"って剣使いがいるわ」


「…何処にいるか分からないから教えてくれ」

「え?多分王都の冒険者ギルドに居ると思うけど」


「あー、そうか、ちょっと遠いな…」

「じゃ、情報は教えたし私に訓練つけてくれないかしら?」


「あー、分かった、まずは魔力を捻っとけ」

「え?魔力を捻るって何よ!せめて少しは捻るについて情報を…!」


それを自分で見つける訓練なんだよなぁ…

それを言っても訓練の効果落ちるから言わんけど


「聞きなさいよぉ〜!」


あー聞こえないなー!


にしてもギルドかぁ…

英雄にならないといけないし…


後で登録しとくか!


ーーー


「あのぉ〜?なんでここに貴族様が…?」

「いや、登録しに来たんですけど…」


「このカウンターに居るってことはやっぱりそういうことですよね…!」

「分かってるんなら速く登録させて下さいよ…」


「でも登録するには登録試験を受ける必要があるんてすよ…?」

「え…?いや、それくらい知ってますけど…?」


「え?でも貴族様みたいな貧弱な子供がクリアできるほど甘くありませんよ…?」

「えぇ…俺のこと舐めすぎでしょ…」


「じゃあやって見ますか?どーせ失敗しますよ?恥かいたからって嫌がらせとかしないで下さいね?」

「一体何がお前をそこまで怯えさせてるんだ…」


普通もっとやるだけやって見る?みたいな言い方になるんじゃないの?どーせ失敗するとかはともかく嫌がらせって…偏見やばすぎだろ…


「それじゃ、ついてきて下さい」

「分かった」


お?何かそれっぽい所まで案内されたぞ?

そして何かそれっぽい人も居るぞ?


「じゃ、あの試験官さんを倒して下さい」

「え?倒すの?」


力を見せつけるとかではなく?


「はい、あの人は元Dランク冒険者で今は試験官をしています老いたDランク冒険者を倒せないんじゃ直ぐに死にますよ?」 


元Dランク!?

いや、凄まじいオーラを放っててSランクはありそうなんですけど!?


「本当に元Dランクですか…?」

「本当ですよ!自分が弱いからって相手が強い事にしないで下さい!」


この人と全力で戦うのかぁ…

勝てるだろうけど苦戦するやろなぁ…

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