成長チートで強制成り上がり！？〜来世の為に頑張る男の異世界鍛錬〜

第4話

「じゃ、まずはアンタの適性に合わせて魔力を属性付きの魔力にする所からね。」

「できました。」　　

「はぁ！？アンタの適性でそんなに直ぐに出来る訳無いでしょ！？」

「いや、できてますけど。」

だって、だいぶ昔（赤子時代）からやってるし…

慣れてるからそりゃ速いよ。

「ほ、ほんとに出来てる！？な、なんで！？」

「だから適性は適性でしかなくて、成長のスピードと掛けた時間が大切なんですよ？」

なんせ異様な成長スピードを持ち赤子時代をほぼ魔術の鍛錬に使った男が言うんだから間違いないぞ！

「っ…ありえないありえないありえない！こんなのが天才だなんて嘘よ！」

「え？いや、それはどういう…」

「私と決闘しなさい！アンタの実力私が直々に試して上げるわ！」

「は？」

教え子と決闘？

まるで意味が分からんぞ！

「じゃ、もう初めるわよ！」

「え、は？どゆこと？」

何だこいつ！？

何でそんなに決闘したいんだよ！？

「【ライトニングアロー】！」

「【ライトニングアロー】」

雷速で迫る雷撃の矢…を同じ魔法で相殺する

「【ウィンドカッター】！」

「【ウィンドカッター】」

風魔術による不可視の刃…を同じ魔法で相殺する

「【メガフレア】！」

「【メガフレア】」

超巨大な炎の玉…を同じ魔法で相殺する

「私に一切攻撃してこないとかバカにしてんの！？魔法を相殺できるからって調子に乗ってんじゃないわよ！」

「え？じゃあ【パラライズボム】」

「うっ…なにこれ！？体が動かないんだけど！」

「そっちがやれって言ったんじゃないですか…」

「そうじゃなくてこの魔術は何なのかって聞いてんのよ！」

「負けたのに何でそんなに偉そうなんですか…」

「うう…確かに私は負けたけどぉ！」

「じゃ、もう帰って下さい」

「へ？教師続けさせてくれないの？」

「はい、うちにはお金がないんですよ」

そもそも最初からそういう契約だったよね？

「じゃあ無料で良いから！」

「うちは貴族です、Sランク冒険者にそんなことさせたら面子が潰れます」

ギルドからも圧かけられるしな。

「うぅ…あ！じゃあ私が弟子！私が弟子であなたにお金を払うの！これなら良いでしょ？」

「うーん、それなら良いですけど私が個人的に嫌ですね」

だっておめーめっちゃ面倒くせーじゃん！

「…金貨10枚、月に金貨10枚払うわ、これで弟子にしてくれるかしら」

「金貨10枚…ま、良いですよ」

うちは貧乏だからなぁ…稼げる時に稼がないと

はぁ…足元見やがってこのクソ女…

金貨50枚はよこせや…！

いや流石にこれは強欲か。