私は飲み物全般、冷たいほうが好きなのです笑
ハーブティーや紅茶は仕方なく熱いまま飲みますが、本当は冷たいものを飲みたいくらい。
なので日本酒を飲むときも冬でも冷や、なのですが・・・
留学して遠い土地の日本人に出会ったら「日本酒は熱燗が普通」と言われて驚きました。
うちの父は真冬だけ熱燗にしてるけど、スリーシーズン冷やだったので、
てっきり日本酒は冷やが普通かと思っていました。
イタリア人に説明するのに、日本人同士で食い違った笑←よくあること。
なので現代でも地方によって風習が違う可能性も感じます。
(私の父は千代田区出身、母は横浜出身なので我が家は首都圏の風習です)
田舎には江戸時代の風習が残っていたりして!?
『替り目』という落語に出てくる熱燗推しは、海石榴さんの書かれている樽の問題ゆえ、かも知れませんね。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます!
>私は飲み物全般、冷たいほうが好き
『精霊王の末裔』では、けっこうハーブティーが登場する(?)ようなイメージがあったので、意外でした!
>現代でも地方によって風習が違う
まさしく、江戸時代からの「年中熱燗」の風習が残っている地方があるのでしょうね~。
首都圏の、江戸っ子たちは、さっさと「年中熱燗」をやめた、ということでしょうか(笑)
樽の問題は、次回に展開させてもらいます^^
あのー、変な蘊蓄話を申し上げて恐縮なのですが、江戸時代には酒を運搬する必要から(上方からの下り酒など)、防腐作用のある杉でつくった樽に入れるようになりました。酒が腐敗して酸っぱくなるのを防ぐためです。
杉材に含まれている防腐作用成分は、フーゼル油という油脂成分です、ところが、このフーゼル油は揮発性の油で、これを摂取すると脳神経が少々おかされ、頭が痛くなりがちでした。
そこで江戸の人々は、頭痛などの悪酔い(二日酔い)を防ぐために、この揮発性のフーゼル油を燗をすることで揮発させ、気持ちよく酔う工夫をしたのです。
現在の酒は、主としてガラス瓶に入っていますので、ことさら燗をする必要はありませんが、その習慣だけは残って現在に至ります。
なお、平安・鎌倉期の濁り酒は、通常「冷や」で呑まれていました。
つまらぬ話をして大変失礼いたしました(酒を少々嗜む海石榴より)
作者からの返信
貴重な情報を、ありがとうございます!
そう、まさにそこが知りたかったのです!!
海石榴先生と、お酒を飲んだら、興味ぶかいお話、広く深いお話を、たくさん聞かせてもらえることでしょうね!
、、、とかいいつつ、自分は飲酒量ゼロなのですが、、、
この話は、次回に展開させてもらいますね。
さすがの、貴重な情報を、ありがとうございました!!!
私は酒量がめちゃくちゃ少ないのですけど、10年以上前、江戸気質のひとから「酒は冷やで飲むものじゃない。燗で飲むものだ。そうでないとせっかくの風味がわからないじゃないか」と言われたことがあります。それで、ある銘柄(何だったかは忘れました)の日本酒を「じゃあ、燗で」と注文すると、店員さんに「その酒は燗で飲むものじゃありません」と言われたこともありました。う~む、むずかしい、とそのとき思いました。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます!
貴重でおもしろい体験談を、ありがとうございます!!
やはり、日本人のなかでも、人によっては、かつての「年中熱燗」文化が、根強く残っているのかもしれませんね~。
次回につづきます^^