第8話・楡崎 子日の場合③
秘湯宿の部屋で愛の行為が終わり、並べて敷かれた寝具の上に乱れた浴衣を整えて。
天井の蛍光灯を眺めながら、添い寝をしている子日が亜夢の手を握りながら言った。
「おかげで、頭の中がスッキリして……良いインスピレーションが沸いた。素敵な男同士の恋愛小説が書けそうだ、ありがとう」
亜夢は少し、お尻の穴を意識してキュッと引き締める。
亜夢には、子日の役に立ったコトが嬉しかった。
そんな亜夢に子日が言った。
「心格の中には、男同士の愛し合いに否定的な心格も少しだけいる……注意してくれ、夢の中で堕ちれば問題なく男好きに変わるが」
楡崎 子日の場合~おわり~
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