第1話 不運な俺がたどり着いた場所
「いらっしゃいませ!」
近くの大通りは今日も昼夜問わず多くの人でごった返している。
この大通りは飲食店が多く立ち並んでいるため。食事の時間帯になれば各飲食店で人の取り合いだ。ちなみに和洋中なんでもある。
ピークの時間帯には、元気な店員の声があちらこちらから聞こえてくる。活気のある場所だ。
安くてたくさん食べられるお財布に優しいお店。
とにかく量。大盛りのお店。
ここだけの味。伝統の味を大事にしているお店。
テイクアウト専用のお店。
最近ではキッチンカーのお店も姿を見るようになった。
ほんと今の町にはいろいろなお店が溢れている。
一つ一つ大通りにあるお店の紹介なんてしていたら――大変なことになるだろう。下手したら何年とかかるかもしれない。いや、もしかしたら競争が激しいので、紹介する前にお店が変わってしまうかもしれない。または紹介してもお店が無くなっている可能性もあるか。まあコロコロとお店が変わることも現在では珍しくないため。知らないお店の方が多いくらいだ。気がついたら店が変わっている。空き家になっている。空き家と思ったら新規オープンの看板がでていることなんて日常茶飯事だ。ここは激戦区みたいだからな。
だから本当はとってもいいお店なのに紹介できない場合もあるだろうから順番に紹介は……難しいだろう。
それにそもそもそれぞれのお店の良し悪しは、人それぞれだと思うので……わざわざ関係ない他人が何か言うことでは――ないか。
自分で探したお店とかの方がいいよな。たまたま入って見たら自分好みの味だった。とか。いろいろな発見もあるだろうし。逆に予想より違ったと思ってもそれはそれで知らない味を知ることになるだろうし。自分の足で探すがいいよな。そうだな。余計なことをしようとしていたな。忘れてくれ。
いや、離れた大通りの方は賑やかでもね。今日もここ。俺のところは暇なんだよ。だから何か話したくなったのだが……いや、でもこの店は暇な方がいいか。でもあまりに暇だと、俺がね――寂しいではないが。とにかく暇なので……あっ、そうだ。自分の店のことでも話していればいいのか。それでも暇つぶしになるだろう。自分の店なら勝手に紹介していてもいいだろうし……って、俺は一人で何をぶつぶつと言っているのか。一体誰に話しかけているのか。あまりに今日は暇すぎて、ちょっとおかしなことを考えていたようだ。
いや、人が来る時は来るんだがね。今日は来ないんだよ。まあ来ない方がいいのかもしれない場所なのだがね。
まあとりあえず、説明するみたいな雰囲気になったから自分の店について語ろうか。その間に誰か来たら――話は中断すればいいだけだからな。
――——。
表通りから路地裏へ入りさらに奥へ。ずっと奥へと進む。本当に奥へと進む。なんでそんなに奥にあるんだよ。ってくらい奥に俺のお店はある。まあそれくらい奥じゃないと――ダメな理由でもあったのだろう。
あったのだろう。というのは俺がこの場所を選んだのではなく。俺は何となくここを受け継いだからだ。なぜそんなわからないところに店があるんだよ!というクレームはお断りだな。すでにこの場所にお店があったのだから。えっ?引っ越したらいい?それこそ大通りの激戦区に乗りだしたらいいのじゃないかって?
……それができたらしてるよ。いや……出来たとしても――してないかもしれないな。バンバンこんなところに人が来るようになったら――だからな。
まあとりあえず俺はこの場所にある店を受け継いでしまったのだ。
ちなみにこのお店がこんな目立たない場所にある理由に俺は……まあさすがに気が付きだしてはいるがね――まあそのことは、初めてやってくる人に話す必要はないだろう。
――また来てくれる奴が居たら話してやってもいいな。いればな。
話しを戻すと。とにかくずっと路地裏を奥へと進んだ先には――廃墟ビルという言葉がぴったりな場所がある。ボロボロのなんといえばいいんだろうな?鉄筋コンクリート……鉄筋コンクリートだよな?そういや何となく俺はそんな感じで思っていたが――実は違う?まあいいか。いいな。別に今更鉄筋コンクリートじゃなくて――とかいうことがわかったとしても、別に大した問題ではないだろう。
とりあえずボロの廃墟ビルにしか見えないところにポツンと俺の店はある。マジで今にもぶっ壊れそうなビルの一階にお店はあるのだが……うん。ちょっと地震が来たら――マジでペッちゃんこになるかもしれない。何か俺保険とか入ってたかな?何も入ってないような――まあいいだろう。無くなったら無くなっただ。潰れたら潰れた。そうだ、俺は今までにもいろいろあったからそれくらいではもう驚かないんだよ。何が起こってもOKだ。
まあそんなところに住んでもいる俺を誰か褒めてくれ。多分普通の人なら「こんなとこ住めるかー!」って、感じで即出て行きそうな場所だからな。上の階とか――お化け屋敷で使えそうだからな。って、別に褒めてもらったところで何もないから……褒めなくていいわである。
まあここしか俺の居場所は今のところないんでね。ある日突然風で壊れました。地震で壊れましたは――やめてほしいかな。こんな場所だが。出来れば事前に言ってほしいわ。もうすぐ風で壊れますとかね。
……ってか、多分だが。この場所はこのまま残り続けるのだと思う。それに俺はほぼほぼ強制的にこの場所に居るのだからね。強制的に。ここ大切。テスト出ます。
さて、次は――何を言えばいいのだろうね。ちなみにまだお客の気配はないのでのんびり適当に雑談。説明をしていても問題無さそうだ。
そうだな。次は――店内の紹介を簡単にしておくか。
店内はガラガラとドアを開けると、すぐにカウンター席が数席だけある。以上である。
……えっ?雑?いやー、でもな。かなり店内は狭いし。まあだから紹介することが少ないんだよ。って、紹介することがなかったら、俺の暇つぶしあっという間に終わるからダメじゃん。お客さんの気配は全くないんでね。だから――俺の暇つぶしの時間を終わらせないために……席の増設くらいした方がいいか?ここに席を増やす――みたいな話を初めて。実況しつつ作ったらいいか?って……いや、無理か。この建物いじったらマジで壊れそうだからな。それに店が狭いんだよ。マジで。だからドア開けて数歩進んだらカウンター以上だ。
そうそう、暇そうに何もしてない奴がいると思われるかもしれないが。店内は一応綺麗にはしている。でもまあ建物が古いからな。ボロく。暗い感じは――そう簡単に俺だけでは変えれなかったがな。でも言い換えればなんか昔懐かしい、店と……思ってもらえないかな?とか思ったり最近はしている。誰も褒めてはくれないが――まあこんな所だと思われているのか。誰も気にしていないのか――。
まあここで、店を切り盛りしているのがおじいちゃんおばあちゃんで、昔からずっと続くお店なら。まあ昔懐かしいお店。とかになるのかもしれないが。
俺はまだ20代後半だ。まあ見た目は――老けていると昔から言われていたが……いや、俺も自分磨きをして、なんか路地裏でイケメンが小さくてオシャレなお店開いている。とかなら――まあちょっとは店の現状も変わっていたかもだが……あいにくそういう人間ではない。基本目立たないタイプだ。その場に居ても気が付かれないような人間なのでね。
まあとりあえず、パッとしない落ちこぼれが親のやっていたお店にいろいろ失敗のち転がり込んだ。というのが現状だ。
えっ?いろいろな失敗とはなんだって?まあそれは追々でいいだろう。
えっとだ。どこまで話した?そうそう、親のしていたお店に転がり込んだ。戻ってきた俺は親がどのようにこのお店をしているのか全く知らなかったのだ。
昔から親のしているこのお店に興味がなかったからというか……まあ小さいころの俺は関わりたくなかっただな。昔から人がほとんど来ないこんな所でなんかしている親が……俺はなんて言うんだろうな。嫌いというか。避けていたというか。いや、なんか小学校とかであるじゃん。今はあるか知らないが。親の紹介をしてみようとか。ない?俺の居た学校だけ?まあいいか。とりあえずだ。親がお店をしている――だけならまあ言えるのだが。場所とか。どんなお店とか聞かれるとね。難しいというか。答えにくいというか――こんな所来てくれとは言えないし――まあとにかくだ。子供のころの俺は親がなんでこんなところで、こんな店をしているのか理解できず。いや――今も理解できてない気がするが――まあなんか。そのころからだったと思うが。変な感じ。嫌な感じが俺はしていてね。この店を避ける感じに過ごしていたんだよ。
ちなみにだが。小学校や中学校へはこのビルの2階にある家から行っていたのだがお店は通過せず。って感じだったな。
ちなみに廃墟ビルに住んでいるとかよくよくからかわれたな。まあマジで見た目廃墟ビル。中は――まあまあ普通のボロなんだがね。ちなみに俺の家の上は――ってそんな話はいいか。俺の家についてではなく。お店について話していたからな。
って、小中学校まで言ったからその後も話せって?まあ――暇だから話しておくか。
簡単にだがな。俺のなんかの人生にそんな面白いことはないからな。
とにかくだ。小中学校のころからお店にはかかわってなかった俺は、高校を出たらこの場所を1度は離れた。
だが。不思議な事にというのか。この場所から俺は離れられないというか。単純に俺自身がダメなのか。不運なのか。まあ結局俺は何をしてもダメだったそして最終的にここへと戻ることになったのだった。よし。簡単に今までの俺の人生語ったぞ。
えっ?わからない?後半飛ばしすぎ?何があったって?でもな――どのように話したらいいのか。まあ直近の事だけ話すと――。
高校卒業後。大学は行っておけ。だった親の言うことを聞いた俺は、別に家を離れなくても通える大学はいくつもあったが――家を離れたかった俺は、親の言葉を上手に使いというのか。まあ行きたい大学があるとか言っておいて――わざわざ遠くの大学へと進学して一人暮らしとなったのだった。
まあ、合格して一人暮らしが決まった俺はこの時は普通に喜んでいたな。家を離れれる。このなんかわからない路地裏の超奥の場所から離れられるとね。
だが――あれは入学式早々だったな。一人暮らしの準備を何とかして、さて新しい俺ではないが。でも新しい俺だな。今までとは変わった!だったのだが――大学の帰り道だったか。俺は交通事故に巻き込まれた。突然後ろから車に跳ね飛ばされただったな。歩道を歩いていたら車が突っ込んできただった。気が付いたら病院だったな。あと身体中包帯ぐるぐるだったな。まあぶっ飛ばされた俺怪我がひどく。一人暮らしは――という状況だったため。怪我がちゃんと治るまでは数週間ここにすぐ戻ってきていた。これがまず初めの脱出失敗だ。ちょっとは脱出成功したんだがな。即戻って来たのだった。
でも若かったからか。俺の怪我は予定通り。予定より早かったかな?まあとにかく治ったんだよ。そして怪我が治った後は、無事に大学へと俺はまた通いだしたのだった。
まあ数週間大学へといってなかったので、授業に関しては遅れていたのを取り戻すのはなかなか大変だったな。でもまあ俺は頑張ったよ。多分受験の時以上に頑張った気がするな。
まあそんなこんなで大学生活のスタートでいきなり出遅れた俺だが――出遅れたがゆえというのか。いい事もあった。いや、同級生とかさ。サークル?の勧誘とかに巻き込まれたり――まあ何って言うのか。新入生の集まり?新歓コンパ?まあなんか知らんがそんなことに巻き込まれることがなかったからな。大学に復帰した頃にはある程度グループみたいなのが出来ていて――って。まあ大学だからな。一人で過ごす人も多く居た気がするが。
って、そもそも遠くの大学を選び入学した俺。周りにお友達というのが居なかったのでね。って、そもそもそれまでも居なかったか。笑いだな。
まあいい事というのは、勉強ばかり出来たってことだよ。出遅れたが、周りに変な誘惑もなく。いつも一人。黙々と勉強していたら――である。何とか追いつけただな。
そんなこんなでしばらくは大学生活を一人でのんびり過ごしたが。やはりというのかこの頃からすでに何かおかしかった。俺の周りでは不思議なことが多かったのだ。
例えば何があったかな――そうそう流石にすることがない休みの日は暇だったので、アルバイトをしようと思い俺はすぐに受けた。そしてすんなり受かったのだが……まさかの店が翌週潰れた。ってか、バイトの日にお店に行ったらいきなり閉まっていたのだった。そんなことあるのかー。だったが。あったのだ。
その後俺は再度別のところ受けた。またすんなりと受かった。受かったのだが――翌日お店が火事で全焼した。怪我人こそいなかったが……さあ頑張るぞ。という初日を迎える前に終了したのだった。
ってか今思うと、俺一人で居る事ばかりだった割に、人と話すのは苦手ではないというね。まあ親がお店をしているから、記憶のない小さなころはお店に居て何か見ていた。周りから話しかけられていて――まあそんなことで特に人と接することに苦手意識がない。とかいうことがあるのかもしれないが――まあわからん。でも、引きこもりとかにはなってない。大学で友人を作ろうとは思ってなかったがね。社会とは接点を一応持とうとしている俺だった。
話を戻すが。いきなり二カ所で失敗というのか――まあ俺が悪いではないかと思うのだが――まあ運がなく。再々度俺は別のところ受けようと行動を起こし。今度は面接の時だった。
キキィィィ――——ドン!!ガシャン!!
突然大きな音がして……店に車が突っ込んできた――そしてまたまたというのだろうか。運悪く。俺だけがその事故に巻き込まれまた怪我人となったのだった。足の骨折れたー。だったな。
普通なら信じられないようなことが連続で、それも短期間で起きていたのだった。そんなことあるのか。なのだが――あったのだよ。
この時にもし俺の周りに友人が居て話していたら――お前やばいだろ。お祓いとか行った方がよくないか?的な事を言ってくれていたかもしれないが。あいにく俺にはこの時近くに仲の良い友人が居なかったため。この俺の出来事が周りの人々に広がることはなかった。
ってか。3度目の面接時に事故にたまたま巻き込まれた俺は骨折のため――また一時的だがこの場所へと戻って来ることになり――って、親は毎回怪我をして帰って来る俺を見ても。何故かやっぱりな的な感じでいつも笑っていたのだった。親の反応も謎だったが――もちろんその事が誰かに広がることもなかった。こちらに帰って来ても友人は居ないのでね。
親がお客に話している感じの事は聞いたことがあるが――まあそんなところから広がることはないのでね。このお店のお客さんからは――。
とまあそんなこんなで気が付いたら大学で勉強をしているだけで4年間が終わった。いや、その後はね。怪我が治り。また一人暮らし。大学生活になったら、余計なことはせず。ずっと勉強だよ。勉強。大学ばかり行っていたな。
まあ大学生。勉強をちゃんとしろと神様が言っていたのかもしれない。などと一時期は思うようにしていたが――その後も不思議なことは続いたのだった。
大学卒業後。俺は中小企業に就職したのだが――1か月持たずして会社が消えた。いや建物はあったよ?でもね。もぬけの殻というのか。一緒に居た従業員が大騒ぎになっていたな。いや本当に前触れもなくだったな。社長が逃げたとか。まあ俺なんかの新人には何の話も来なかったので詳しくは知らない。
まあでも――これは俺が選択ミス。というか――まあ今までのアルバイトの時の経験があったからか。俺の気持ちの切り替えは早く。すぐに別の会社へとなったのだが
――やっぱり俺――お祓いをしてもらってから社会に出た方が良かったのかもしれない。
次に俺が就職した場所は……やはりというのか。何というのか。親が飲食店をしているからか。何かのつながりで飲食店関係へと就職することになったのだが――俺がお店へと入ったその日だった。
店舗に車が突っ込み――突き抜けたのだった。
キキィィィ!のバコン!のバラバラ!ドカン!グシャ!だよ。
あの時ははじめは地震か?ついにここ数十年騒いでいた南海とかいや、直下型?みたいな大きな地震が突然来たのか?と思った瞬間だったな。
昔経験した吹き飛ばされるをまた経験するとはだったな。
あとから聞いた話。お店へとやって来たお客さんがお店の前の駐車場に車を止めようとした際。アクセルとブレーキを踏み間違えたらしい。その事故でお店は全壊。でも幸いなのか。死者は居なかった。お店はほんと木っ端微塵といってもいいだろうというレベルで崩壊したらしい。お店の真ん中をぶち抜いただったとか。
ちなみに車は突き抜けてガードレール?か何かにぶつかり止まったとか。でも運転していた人もほぼ無傷。怪我人は――たまたま店内の入り口近くで開店の準備をしていた俺一人だけだ。うん。俺だけで済んだのだった。先ほども言ったが突然揺れた?と思ったら吹き飛ばされ――気がついたら病院だった。なんかデジャヴだったな。
そうそうその時にもちろんその他のスタッフの人もお店には居たのだが。たまたま俺以外の全員がお店の裏に居たため。難を逃れたらしい。確かニュースだったか?いや、大きな事故だったみたいでね。ニュースになっていたのを見たのだが――ホント俺が居た場所からお店の裏までが綺麗に突き抜けていて、壁が無くなっていたが――お店の裏だけは壁が残り――という感じでね。まあそのほかはホントぐちゃぐちゃだったな。でもお店の裏だけホント無傷という感じだった。まあお店の裏だけが残ってもなのだがね。
なおこの時の俺は過去最大の怪我。全治数か月。いやー、さすがに俺もニュースとかで現場を見ると――あれは死ん出ただろ。などと思ったが――生き延びたらしい。
吹き飛ばされて――多分車とも当たっているだろうし。崩れた瓦礫の下敷きにもなっていたみたいだからな。
――でも俺は生きていた。目がちゃんと覚めて――病院と確認できたからな。そうそうさすがに今回は親が病院まで入院中に様子を見に来ていたな「生きてるのか?」みたいな軽い感じで来たがな。ホント謎な親ってか。いつも明るい親だよ。そういえば親が店。家を離れるのは珍しいことだったな。店を休みにするってなかったからな。仕事が好きな親だからな。
でもまあそんなこんなで、今回はさすがに俺の怪我は完治まで長引いたため新しい会社はそのまま退職となり。ってか、店も爆破でもしたのかレベルで壊れていたからな。簡単には営業再開は無理だろう。どうなったかは俺は知らないが……。
まあそんなことがあり。ぐるりと回ってというのか。行く当てがなくなった俺は退院とともに親の店。家へと戻って来ることになったのだった。
俺が家へと戻ると――まあ親は楽しそうに。そして真剣に俺を指導したのだった。まあ俺も元々料理は嫌いではなかったから、しばらくしたら……なんというかまあまあな感じにはなり。っか、この店ほとんど人が来ないからな。お客が居ない時はずっと指導されたよ。である。
ちなみにこの指導されている時の俺はまだ店の事をちゃんと理解していなかった。いやまあ――今もちゃんと理解できているかは微妙だがな。ってか親も理解してやっていたのだろうか……今となってはわからないことだがな。
そうそう、そういえばこの頃か。そうだな指導されている時だな。このお店に来る人は、はじめて見る人ばかりだな。と、お店に居て気が付いたのは――。
――また来てくれる。リピーターは見たことがなかったのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます