第二章 デットキング

2-1 デットキング?

金曜きんようあさ。いつもどおりの時間じかんきて、いつもどおりにかおあらってごはんつくってべて準備じゅんびをしていえる。

異世界いせかいてまだふつ日目かめだというのにもうれてしまった。まぁ、昨日きのうからとんでもないことったのは最悪さいあくだが。くついて、玄関げんかんける。すると、ポストに封筒ふうとうのようなものが入っていた。


「なんだこれ。手紙てがみ?」

「おはよー、琴音ことねー。学校がっこうこ!」

ねむそうだな。それに、その封筒ふうとうはなんだ?」


ポストから封筒ふうとうりたしたあと背後はいごから琴葉ことはかいこえがした。

そういえば、昨日帰きのうかえるときに一緒いっしょ登校とうこうすると約束やくそくしたのだ。

ちなみに、手紙てがみ内容ないようかんしては学校がっこう到着とうちゃくしてからることに。


「おはようございまーす。」

「おはようです。」

「おはです。」


3にんとも挨拶あいさつがバラバラである。まぁ、これも個性こせいだ。

それで、肝心かんじん手紙てがみ内容ないよう

「おいおい…これって…」

「うん…」

「あぁ…」


3人は、お互いの顔を見合わせて同時に言う。

勧誘かんゆう…だな」

文字もじかんしては、パソコンでったらしかった。

手紙てがみ内容ないようは以下の通りであった


紅薔薇琴音べにばらことね

まえをデットキングに勧誘かんゆうしたい。仕事しごとっても、裏社会うらしゃかい抗争こうそう参加さんかしたり、まち均衡きんこうまも程度ていどだ。興味きょうみがあれば、以下いか番号ばんごう連絡れんらくをくれ。

むかえをおくる。

デットキングより」


デットキング…まったらない組織名そしきめいだ。

だが、かいなにっているようだった。


かいいわく、デットキングは非合法組織ひごうほうそしき構成員こうせいいんは1000にんいるらしい。

トップは、うわさによると学生がくせいというが…信憑性しんぴょうせいける。


「はぁ…やぶっとこ。」

「そういえばさ、なんでかいはデットキングのことがくわしくわかるの?テレビとかでも、構成員こうせいいんかずとかてこなかったけど…」


たしかに。テレビでデットキングのことをみても、事件じけんこしたという程度ていどだ。まぁ、この手紙てがみてよう。

そして、手紙手紙やぶてる。

てたあと先生せんせいからこえをかけられ、わたしたち3にんのことを生徒会長せいとかいちょうんでいるらしい。


「え…なんか…わたしたちやらかした?」


3にんして、かお見合みあわせる。

とりあえず…生徒会室せいとかいしつかうことにした。

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