1-番外 能力の紹介をしよう
「そういえばさ、
もう1つの能力とは、ジャッジメント・ギャンブルのことだ。だが、金が無いと使い物にはならない。今現在お金はあるが、今からギャンブルをする気なんて起きない。
「…ジャッジメント・ギャンブルのこと?今は無理だよ。不特定多数を巻き込むからね。」
「そうそう。逆にさ、戒のアイスクラフトと、終わりの夜って武器生成以外になんか出来るの?」
今度は、
確かに、あの時自分に対してやってきたのは妨害、武器生成くらいだ。他に何かあるのだろうか。
「あー、それか。妨害、武器生成それ以外は、氷の障壁を作ったり暗闇が昼間と同じように見えるとかそのくらいだ。」
「ふーん。そうなんだ。」
「逆に、
またまた逆転、今度は戒から琴葉だ。ほんとに琴葉の能力は全く知らない。
確か…アンラッキーハッピーと、スイッチだったか。本当にどんな能力なのかが分からない。アンラッキーハッピーに関しては運などが関係してくるのだろう。スイッチは、何かを入れ替えるのか?それとも何かのスイッチを入れるのか?
「まず、アンラッキーハッピーは私の不幸を引き換えに幸運を起こす能力。例えば、バナナの皮で私が滑ったとする。すると、能力が発動して宝くじがあたったり、レアカードを引けたりと幸運が起こる。」
「ふーん、便利な能力だな。それは常時か?それとも任意?」
「任意。だから、発動させれば不幸が起き、幸運が来る。まぁ、1日に何回も使えるって能力じゃないし。」
アンラッキーハッピー…案外強そうな能力だな。他人にも使用可なのだろうか。例えば、琴葉が能力を発動させて琴葉が不幸に合う。だが、私に幸運が起きるということはできるのか。
そこが気になり、聞いてみたところ可能だという。だが、条件として琴葉の近くにいないと発動しないらしい。
近くにいれば、自分と琴葉の2人に幸運が起きるとのこと。さて、1つは解決した。
次は、スイッチに関してだ。
これに関しても聞いておかないとだし。
「あー、スイッチ?それはね私と物、他人と私、他人と他人、物と物を入れ替えられるの。」
「便利だな。嫌いな物が出された時に好きな物と変えられる。」
「お前の使い方は便利というかわがままだろ。」
戒がボケなのか素なのかそんなことを言ったため、思わずツッコンでしまう。だが、普通に便利な能力だ。範囲はどこからどこまでなのかは分からないが。
「それと、スイッチは私の力と誰かの力を入れ替えられるの。入れ替えられるのは、パワー、スピード、頭脳の3つだけ。そして、一時的しか入れ替えられない。入れ替えたら相手のパワーが私に、私のパワーが相手のになる。」
簡単に説明する。
琴葉と、戒の力を入れ替えるとする。この時、琴葉のパワーは10、戒のパワーを20とする。そしてスイッチを使って、戒のパワーを琴音のにし、琴音のパワーを戒のにする。
そうすると、一時的に琴音のパワーが20、戒のパワーが10になる。
自分でも説明が難しいが、大体こういうことであろう。
「難しいな…まぁ、使えば理解できるか。」
「それはまた今度。今は疲れてるんだからさ。」
そう言いつつ、コーヒーを飲んでこの会話を終わりにすることにした。
これが、自己紹介の後にあった1幕である。
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