『時計』
大切にしていた腕時計がありました。自分の命のように思っていました。
それは、とても寒い日のことでした。足を滑らせ転んだ拍子に時計を地面に叩きつけてしまったのです。
慌てて時計を見ると、文字盤が割れ、針は動きを止めていました。悲しみに空を見上げ気付きました。止まったのは針だけでないと
140字小説 りりん @ririn_rin
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