その4 右柳家関係者
・采胡(トルコ)
結佐の元妻。ゆーすけの姉代わり。本名は瀞谷 縁祢(トロヤ へれね)
大阪出身。めておの幼馴染。元トップモデルだが、年齢的に自主引退。現在はファッションデザイナとしてお得意さま(主にめてお経由)相手に受注生産。エマイユはじめ、右柳家本館メイドの衣裳をたった一人で手掛けた。感情が昂ると誰かれ構わず抱きつく癖がある。
結佐とは学生時代に合コンで出会い、結婚。子はいなかったが、それなりに馬が合い夫婦生活を続けていた。結佐に異常に執着するえんでによって別れさせられたが、現在もこっそり付き合いがある。
・エマイユ
そーすけが雇った家事手伝い。ゆーすけの育った家のハウスメイド。
蚊の鳴くようなか細い声で話す。国籍不明だが日本語は達者。色白金髪赤眼で日光が苦手なうえにトマトジュースが好物なので、ひょっとしてヴァンパイアなのではないかとゆーすけが内心勘ぐっている。のを見て内心ほくそ笑んでいる。
・布縦原 綾橘(ホタテバラ あやきち)
ゆーすけのマネージャ。インドとは腐れ縁。本名は甲斐 絢吉(カイ あやきち)
イベントバイト(ライブスタッフ)をしていたところを、めておの眼鏡に叶いせんじゅ共々スカウトという名の強制連行に遭う。元来の神経質で生真面目な性格が功を奏し、社長直々に令息ゆーすけの芸能活動の一切の管理を任せられる。命名は勿論めておによる。
危なっかしいせんじゅを放っておけず、世話を焼いていたらいつの間にか人生を棒に振っていた。なんだかんだせんじゅとはそれなりの関係になっている。のを、めてお始めZFRが生温かい目で見守っていることは背筋に這い寄る得も言われぬ視線で察し。たくない。
優等生な見た目に反してケンカっ早い。せんじゅ曰く、「俺より
・胤戸橋 仙樹(インドバシ せんじゅ)
れーすけの護衛。ホタテとは腐れ縁。本名は泉住院 走斗(センジュイン はしと)
割とイイトコの出。身から出たサビとは言え、あやきちの前途洋々たる人生を根こそぎ棒に振らせたことに多少なりとも罪悪感がありその落とし前として、一生離さないことを心に誓った。らしい。
「ちょ、え、なんかそれおかしくありません?(あやきち)」「そうか??(せんじゅ)」
寡黙で居眠りがち、ドのつく天然ボケに見えるが、本人は至って真面目である。ナチュラルボーンBLメイカーとして、ZFR内での話題騒然の的。
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