その3 えとりの関係者
・丘槻 旦門(オカヅキ あさかど)(えとりと同年)
えとりとは、超難関進学校朱雀学院初等部からの付き合い。えとりが万年1位なので、万年屈辱の2位に収まっている。えとりが中学をスキップしたためそれ以来会えていなかったが、えとりのいる大学に進学したので再会。えとりの被害者第1号。
えとりのテストスコアがなぜパーフェクトだったか知っている数少ない人物。勉強のしすぎで利き手の腱鞘炎がクセになり、いつも包帯を巻いている。姉が行方不明だが、親も捜索を諦めており、本人もそこまで交流があったわけではないのでえとりに指摘されなければ忘れていた。
『反応算エトルリ引力』(番外編)主役。
・際居 主篤(キワイ すとく)30代
えとりが朱雀学院にいたときの担任。数学教師。えとりのテストスコアがなぜパーフェクトだったのか知っている人間その2。えとりの被害者第2号。
高校時代に一方的に想いを寄せていた塾講師を騙し討ちして自宅に連れ込み暴行した。そのときの子どもがえとりではないかと思い込んでいるが、年齢的にあり得ないことも気づいている。そのくらいよく似ているらしい。
『反応算エトルリ引力』(番外編)準主役。
・右柳 優輔(ミヤギ ゆーすけ)(えとりと同年)
羅城学園高等部にてえとりと出会う。えとりとはクラスが同じで寮が同室。人前に出るのが苦手だが、えとりに巻き込まれて生徒会副会長を務める羽目になる。えとりの被害者第3号。
通称「天使の妙音」と呼ばれるプロのピアニストだが、とある事情により弾くのをやめた。父は音楽関連会社最大手の「ミヤギ・クラヴィア」社長。実家は相当の金持ちで、羅城学園エスカレータ組。別学校に同い歳の彼女がいるが、現在は距離を取っているらしい。
両親は離婚済み。母はドイツ人で超有名ピアニスト。兄はドイツ在住でこれまたピアニスト。髪色は金に近い茶だが、目立ちたくないのでわざとオレンジに染めているが、むしろ逆効果。
EDENシリーズ『ゆろびと微笑んで』主役、『ハリキリゆびきりゆびのみゲンマン』にも登場。
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