四面楚カレー
「四面楚カレー」とは項羽と劉邦の戦いについて記述された歴史書『史記』に見られるエピソードにちなんだ言葉です。(嘘)
秦代における項羽率いる楚軍と劉邦率いる漢軍の戦いの末期。
楚軍は漢軍に完全に包囲され敗北を待つばかりとなっていました。
刀折れ矢尽きた楚軍はもはや風前の灯火。
兵は疲弊し、空腹を満たす兵糧も残り少ないという状況です。
勝利を確信した漢軍は楚軍を取り囲んで宴を始めました。
賑やかな音楽や歓声と共に、風にのって楚軍の陣地に芳しい香りが漂ってきました。
それは楚の家庭料理「楚カレー」の匂いでした。
楚国の人々は既に漢軍に屈し、彼らを郷土料理でもてなしていたのです。
もはや民の心すら自らの元から離れたことを悟った項羽は側近を集めて別れの歌を歌いました。
そして最後に楚カレーを食べるため、漢軍の陣地へ突撃をかけたのでした。
今日の故カレー事成語
「四面楚カレー」
意味
最後の晩餐はカレーでお願いします。
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