泣いて玉葱を切る

 「泣いて玉葱を切る」とは三国志の天才軍師として有名な諸葛亮にまつわるエピソードが由来です。(噓)


 諸葛亮は三国時代、蜀の軍師を務めたことで知られています。


 彼は香辛料が人の集中力を向上させ、執務の効率化に有効であるという考えから、カレーをこよなく愛しました。


 諸葛亮が毎日カレーの匂いをさせて仕事場に現れることから、自然と彼の部下にもカレーを好むものが多くいました。


 諸葛亮がその才能を愛した部下に、馬謖という男がいます。


 馬謖もやはりカレーを愛するものでした。


 諸葛亮と馬謖はカレーを通じて意気投合し、諸葛亮は馬謖に様々な重要な仕事を与えました。


 食糧の管理も馬謖が与えられた仕事の一つです。戦争の絶えない時代において、食糧の管理は一国の興廃に関わる重要な任務でした。


 ある日、諸葛亮が食糧庫のそばを歩いていると、むちゃくちゃ臭いにおいがしていることに気づきました。


 驚いた諸葛亮が食糧庫を開けると、そこは玉葱が保管されている蔵でした。


 馬謖の管理が甘く、大量の玉葱が腐って悪臭を放っていたのです。


 諸葛亮は怒り悲しみ馬謖を呼びました。


 そして馬謖の目の前で腐った玉葱をみじん切りにしました。


 諸葛亮は臭いやらイタイやらで顔の穴という穴から色々な汁を垂れ流しました。


 馬謖が驚いて止めるのも構わず諸葛亮は腐ってデロデロの玉葱を切り続けました。


「馬謖よ、お前の罪深さ、とくと見よ」


 馬謖は鬼気迫る諸葛亮の姿に恐れおののき泣いて謝りました。


 それ以後、馬謖が玉葱を腐らせることはなかったということです。


今日の故カレー事成語

「泣いて玉葱を切る」


意味

 玉葱を腐らせるとめっちゃ臭いので気をつけよう。




 

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