　人間はバネみたいな存在。

　何かが押せば押すほど、人間はそれ相応の力で押し返してくる。

　例えば――― 学校。

　学校という決められたルール、校則。授業という決められたテーマ、模様。それらの箱の中で子供たちは四方から押されまくれて、やがて根元まで届けばバネのように押し返す。

　学校だけじゃない、周りの環境や社会もそうだが、全てがそう。

　人間は必ず、常に、何かに押されて生きているはず。

　ソレに敏感で素直な者はすぐに押し返す、感情を殺して一部に溶け込む者は耐え続ける、気付かないまま生きる者は幸せであっても不幸でもある。人それぞれなのかもしれない。

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