【14】
文学部での専攻を、美音ちゃんといっしょに美術にした。2回生以降になったら、美術の授業ばっかりになった。さすが文学部の美術専攻なだけのことはあるなあって、2人で思いながら専門の授業に出ている。
美音ちゃんと一緒に、万博記念公園にある民俗学博物館に行ってみた。何回観に行っても凄い博物館だ!2人とも大好き。
大学でも、みんなに特に何も言ってないのに、最初から自分のことを女子のように見てくれて、女子のように接してくれてるから嬉しい。
この大学に来て良かった。
いつも、ほとんど女子といっしょにいて、女子といっしょに過ごしている。
体育を弓道で選択したんだけど、最初の授業で、弓道の先生が、道具の説明をみんなの前でしてくれた。そして、手袋の説明をしてる時に、「これは女子用です!」って言って、ボクの前に、ポンって置いてくれはったから、ボクのことを先生も女子のように見てくれてるんやなあって思って、めっちゃ嬉しかった。
大学構内でも美音ちゃんとよくキスしている。同じ文学部で同じ美術専攻で、いっしょに勉強してるから、いつも美音ちゃんといっしょにいる。その日の授業終わったら、美術サークルの部室に行って絵を描いている。
そういう活動の合間にキスしてる。木陰で抱き合ったりしている。
いっしょに美音ちゃんの家に帰って、美音ちゃんの部屋でえっちしたりする。
美音ちゃんの家族とも仲良くなった。
ボクの家にも、よく遊びに来てくれるから、美音ちゃんはボクの家族とも仲良くなっている。
ボクの部屋でも、よくえっちしている。女子と女子みたいなえっちだけど。美音ちゃんも、それで良いって、いつも思ってくれている。美音ちゃんも、そういうボクで良いみたいだ。女の子どうしでいられるような甘く可愛い雰囲気が好きみたいだ。女の子どうしでえっちしているような感覚が好きみたいだ。
ボクも体が女の子みたいなので、どうしても激しいえっちにはならない。どうしても甘く可愛らしいえっちになってしまう。
美音ちゃんの家族も、それはわかってくれているみたいで、もしかしたら、本当に女の子だと思ってくれてたりして。
イレーヌちゃんは大阪の真ん中で、アイドルとして、歌にダンスに芝居に映像にと今や幅広く活躍し始めてる。自分とは付き合えないけど、アイドルとしてのイレーヌちゃんを自分も応援してる。アイドルなので、だれにも言えない恋だけど。
そして、イレーヌちゃんは未来から来た宇宙人らしい。
これ以上のことは言えない
本当に、だれにも言えない恋なのだ。。。
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