【5】

大阪の中学へ転校初日 みんな全校集会で体育館に行ってて 自分は何も聞いてなく 教室前で緊張して待ってたら

「何してんねんな!はよ来なあかんやんっ」て

初対面の先生があわてて走って呼びに来た。

初対面やのに いつもと同じような先生の大阪弁を聞いた瞬間 緊張もどこかに吹き飛んでしまった。その大阪弁の中に (伝わってなくてゴメンね)だとか(みんな体育館で楽しみに待ってるよ)だとか(これから一緒に中学生活よろしくね)といった色んな先生の気持ちを感じながら 先生と一緒に体育館に行って「沖縄から来ました」と転校の挨拶をした。大阪の子らは その人のオリジナルなネタを聞くの好きそうに感じて、西表島で見た夜空の凄い星のことを話したけど 黒画用紙に塩をばらまいた様な としか表現できなかった(語彙力)。沖縄の美味しい料理の話をした。


大阪の女子は、みんな優しい。ボクが中3ていう微妙な時期に転校してきても、何かと話しかけてきてくれる。

ボクが、パッと見、女の子みたいに見えることも、めっちゃ関心を持ってくれて、そういう特質をみんな認めてくれてる。

ボクの、女の子みたいな性質を良しとして、接してくれている。

だから、大阪の中学で、女子の友達いっぱい出来た。

大阪女子、みんな、ひとりひとり、めっちゃ個性的なんだけども、みんな、本当にフレンドリーで、他人に対して、とても優しい。

大阪だけに、みんな面白いの好きだし、面白いのを良しとする雰囲気あって、ボクも面白いの好きだから、大阪と合っている。

転校初日から、毎日、大阪の中学に通ってて、いつも女子の友達といっしょに過ごしてる。いつも女子としゃべって、いつも女子といっしょに行動している。

体育の着替えも、女子といっしょにやっている。体操服もボクは女子用のを着ている。ボクはそれで良いと、みんな認めてくれている。

男子も、みんな面白くて個性的で、みんなそれぞれ、自分の道というものをしっかりと進んで行ってるような感じだ。だから、ボクが本当に女子のような存在だったとしても、それはボクの個性して、その個性を認めてくれているのだ。だから、大阪に来てみて、大阪って、やっぱり凄いなあと、大阪って、やっぱりスケール大きな場所だなあと、そういうふうに思えた。

沖縄も、とても良きところで、離れたくなかったけど、大阪は大阪で、面白くて、みんなフレンドリーで、みんな、その人の個性的なのを認めて良しとしてくれて、大阪もめっちゃ良きところだ!!

大阪の中学でも美術部に入って、絵を描いている。


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