フレンズレポート 抜粋

極秘 甲137-2



 フレンズのワクチンについて、マウス実験の結果は良好。これから人体実験の段階へと移行する。

 この段階での問題点としては、研究室のメンバーには被験者となる人物がいないということ。そこであなたには、一般病棟で死期の近い患者にワクチンを接種することを許可していただきたい。もちろん、患者本人の意思は尊重されるものとする。

 人体実験なしにはこのワクチンの実用化は不可能なので、ご理解、ご協力をお願いしたい。



名京大学生物科学研究所 坂本四季


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