9話目


 デラックス盤と豪華盤とノーマル盤を父上に見せる為執務室に着いた、こんこんとノックをすると父上から誰だと返事が来たのでジンです今時間いいですか?ジンなら問題無いらしく入れと声がかかった、扉を開けると用紙に埋もれた父上が顔を上げ、どうした何か出来たのかと返事がきたので、デラックス盤と豪華盤を出してデラックス盤は献上品に豪華盤は貴族に売り込められないか聞いてみた、そしたらベルを鳴らしてセバスを呼んだ、旦那様どうされましたか?と光の速さでやってきた、ジンが豪華盤を貴族に売り込められないかと聞いてきたのでな、どうだろう売れるか?そうですね、売れるか売れないかで言えば売れます。ただ販路がありません、まだ土地に慣れてないので隣の辺境伯様や子爵様にプレゼントしてみてはどうですか?ルールを教える人が居ません、今からしますか?


2時間後

 待ったじゃ、と父上が3度目の待ったかけた、今してるのは将棋で隣はセバスとアンナが静かにチェスをしていた。父上は飛車角金銀がない状態で逆転の目はなくジンにこてんぱんにやられていた。

 するとご飯の支度が出来たようでこれでお開きかと思っていたら、明日またするぞと言ってきた父上だがセバスにゴージャス盤を持って登城してきて下さいませと言われしぶしぶ終わった。

 

 夕食の最中はあるものは金の匂いがするのか、またあるものは知的好奇心がくすぐられたのか、満面の笑みである、ジンはさっさと逃げ延びたが、父上やセバスにアンナは捕まり一局一局とさせられていた。


 よく朝、父上は早馬を出し謁見の書状をもたせ準備をしていた、セバスもまた辺境伯宛に書状を持たして早馬を出した、ジンはマジックバックを複製していて二人に渡したら驚かせ、父上の一言で自分がおかしいのかもと思った、錬金術士でも出来ぬ偉業をしたのだぞ、あまり心の臓に悪いことをしてくれぬな


 ジンはよくスライムに石を投げくず魔石を集めラノベ知識で何か出来ないかと模索しているのだ。背中に汗がつたうのを感じ悪寒がしている。





 辺境伯とセバスがチェス、リバーシ、将棋の順でしたところチェスをいたく気に入ったようで3連敗が決まった所で雑談をしていた、本当ならジン様が来ていたのですが、馬車が一代しかないので私目が代打ちさせて貰ってます



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