登場人物④
神聖暦1315年
グーテルハウゼン・ハウルホーフェ
1268年生まれ 47歳 マインラント系
ハウルホーフェ家のフルーゲルハウゼン・ハウルホーフェと、エリザベート・ハウルホーフェの長男として、ハウルホーフェ城に生まれる。朝寝坊し、すきあらば、仕事さぼって寝たり、飲み歩いたり、グータラ殿下と呼ばれる。本人曰く、能力的には普通。ただ幼少の頃より、いかに楽出来るかを考えていたので、人を見る目、そして、扱い方が上手く、仕事の効率も良い。そういう意味では天才。現在、マインハウス神聖国皇帝。息子ジークにボルタリア王位を譲る。
エリサリス・ハウルホーフェ
1266年生まれ 49歳 スラヴェリア系
ヒールドルクス公国の筆頭諸侯デスラー家の出身。父親が暗殺され、母親が自害した後、家の料理人だったマジュンゴに助け出されハウルホーフェ公国に。そこで、気取らないグータラ殿下に出会い興味を持つ。後に結婚。エリサリスにとって、この時代の貴族には珍しく恋愛結婚だった。性格はとても快活。現在、ボルタリア王国にて幸せに生活中。
セーラ・ケープ
1292年生まれ 23歳
グーテルとエリスの長女。父親に似て惰眠好き。のんびりした性格のセーラだったが、ランド王国国王フェラード4世の次男フェラード5世と結婚。ランド王国での暮らしをスタートさせた。
ジークハウゼン・ハウルホーフェ
1294年生まれ 21歳
グーテルとエリスの長男。ヒールドルクス家の血が濃いか? 1310年、グーテルのボルタリア王退位に伴い、ボルタリア王位につき、マリビア辺境伯カレンの娘ルシェリアと結婚。武芸は優秀だが、それ以外はまだまだのよう。
ルシェリア・ハウルホーフェ
1292年生まれ 23歳
ボルタリア王家の血を引く、マリビア辺境伯カレンの娘。才女であり、ジークが武なら自分は智でボルタリア王国を支えると誓う。
マリー・ハウルホーフェ
1297年生まれ 18歳。
グーテルとエリスの次女。エリス似のしっかり者。
シュテファン・ハウルホーフェ
1298年生まれ 17歳
グーテルとエリスの次男。グーテルに似ている?
フルーラ
1264年生まれ 51歳 マインラント系
グーテルがボルタリアに移動しても変わらず護衛を勤め、近衛騎士団長となる。ハウルホーフェ公国にある準男爵家の娘だったが、兄達の真似して剣を振るううちにその魅力に取り憑かれ、剣の道に進み。女性騎士に。剣ひとすじのため、人付き合いが苦手。兄の子のアンジェリカが女性騎士に憧れて、フルーラの養女となる。
ガルブハルト
1256年生まれ 59歳 ガルハリア系
マインハウス神聖国内で、傭兵だった父の下に生まれる。母親は、知らない。旅から旅の生活で、魚釣り、狩猟や、山菜採り、キノコ採りを覚え、金が無くても生活出来る。自分も傭兵になり、勇名をはせたが、ハウルホーフェ公国にやってきて、のんびりとしたこの国に好感を覚える。グーテルのボルタリア王国行きに付き合い、現在はマインハウス神聖国騎士団長。騎士としての頂点を極める。カッツェシュテルンの常連客。
アンディ
1267年生まれ 48歳 ダリア系
ハウルホーフェ公国の執政官コーネル子爵の子供。だが、長男でなく次男。真面目な父や兄とは違い、性格は軽く、女好きだが、結婚して子供も出来やや落ち着いたか? 剣の腕は超一流。現在皇帝グルンハルトの近衛騎士としてフルーラのサポートをする。息子グリフォスも騎士として育てるようだ。
アンジェリカ
1292年生まれ 23歳 マインラント系
フルーラの兄の子。女性騎士に憧れハウルホーフェからボルタリアにやってきて、フルーラの養女となる。スピードと瞬発力は一流で、両手に剣を持ち戦う。
グリフォス
1295年生まれ 20歳 ダリア系
アンディの長男。父親の後を継ぎ騎士に。父親に似てイケメンだが、性格は真面目。大柄で筋肉ムキムキ。そのパワーと父親譲りの剣技で相手を翻弄する。
フレーゲルハウゼン・ハウルホーフェ
1236〜1313 享年77歳 マインラント系
グーテルハウゼンの父親。結婚後なかなか子供が出来ず、待望の男子誕生だったので溺愛し、甘やかしたため、グータラ殿下の誕生のいちいんとなるが、将来に関して心配はしていない。有能な政治家だった。老衰にて、死去。
エリザベート・ハウルホーフェ
1238〜1311 享年73歳 ガルハリア系
グーテルハウゼンの母親。結婚後なかなか子供が出来ず、待望の男子誕生だったので溺愛し、甘やかした。いまだに息子がかわいいようだが、今は嫁となったエリスちゃんがお気に入り。女性にしては、大柄。孫達の成長を見つつ、ヴァルダにて病死。
ライオネン
ハウルホーフェからグーテルと共にボルタリア王国にやってきた。有能な騎士。ボルタリア王国副騎士団長。
フェルマン
ボルタリア王国出身の騎士。名門の出で優秀だが、グーテルにやり込められてからは、若干影が薄い。現在ボルタリア王国騎士団長だが、ジークと折り合いが悪い模様。
ボルーツ伯ヤルスロフ2世
父親の跡を継いで、ボルタリア王国の外務大臣に就任。父親に似て、温厚だが、抜け目のない性格。グーテルの治世を支える
ヴァルダ大司教パウロ
1277年生まれ 38歳 ガルハリア系
名門のフォルト宮中伯家の出身だが。ドロドロした世俗を嫌い聖界に、だが、そこもドロドロしている中で、グーテルに出会い、ボルタリア王国にやってくる。そして、宰相となりグーテル、ジークの治世を支える。
ロウジック伯ヤン
父親の引退にともない、ロウジック伯となり政治の世界へ。童顔の為にいまだにヤン君と呼ばれる。現在は、内務大臣となる。
マジュンゴ
1251年生まれ 64歳 ?系
遥か東の暑い国の出身。家は宿屋を営んでいた、そこの十男。家は家業で忙しく、幼い頃から宿の客が遊び相手だった。そこで見た珍しい者や、食べ物に強く憧れ、隊商の荷物に紛れ、西に向かう。途中見つかったが、そのまま逃げ出し、ニクレイア帝国、海を渡って、ダリア地方、さらに海を渡って、エスパルダ地方、そしてランド王国と料理を勉強しつつ料理人として渡り歩き、デスラー家の料理人を経て、ハウルホーフェ公国へとやってきた。ボルタリア王国ヴァルダでカツェシュテルンという店を営んでいたが、店を次男のハンスに譲り60歳で引退。悠々自適?な生活をする。
アイリーン
マジュンゴの妻。才女であり、その才能は長男に受け継がれた模様。
マリビア辺境伯カレン
ボルタリア王ジークハルトの妻ルシェリアの父親。自分の父親はボルタリア王を暗殺した犯人であるという心の重荷があったが、娘がジークに嫁いでくれた事で、少し軽くなったようだ。
チルドア侯ヤン
マリビア辺境伯と共に、ボルタリアの王冠を形成する諸侯。老いてますますの方。
カールケント・ヒールドルクス
1265〜1315 享年50歳 スラヴェリア系
ヒールドルクス家の次男。母親から甘やかされ性格が歪む。好みの女性を見つけると、さらったり、おしかけてて奪うなど、悪逆をつくす。ただし、とても美男子。祖父の教育や、ヒールドルクス公国の代官の経験で、その才能が開花。悪辣な謀略家としてグーテルの前に立ちふさがる。ダリアでは、グーテルと協力関係にあったが、最終的には敵対し敗北。そして、不運な事故死を遂げる。
トンダルキント・ヒールドルクス
1268年生まれ 47歳 スラヴェリア系
七選帝侯の一人。ヒールドルクス家の三男。教会に入る予定だったが、断られる。勉強好きであり、長兄と違い智謀に優れている。グーテルと気が合い仲がとても良い。次兄であるカールに顔が似ているが、性格は真逆。現在は、フランベルク辺境伯にて、政治を行っている。
ヨハンナ・ヒールドルクス
1269年生まれ 46歳 マインラント系
フランベルク辺境伯リチャードの四女。トンダルキントの妻となる。性格は、とても穏やか。1301年から12年間で6人の子供を出産、現在6人の子持ち。
ジーヒルホーゼ5世 1301年生まれ 14歳
カレリーナ 1304年生まれ 11歳
マリアリーゼ 1308年生まれ 7歳
ヒンギルハイネ2世 1309生まれ 6歳
アンホレスト2世 1311年生まれ 4歳
トンダルキント2世 1313生まれ 2歳
オルセン・ヒールドルクス
1277年生まれ 38歳 ガルハリア系
ヒールドルクス家の四男。ヒールドルクス公国代官。兄達に似ず、穏やかで凡庸。この度、ヴィナール公国の公爵位を継いだ。ランド王国の宮廷文化に憧れ、ヴィナールのヒールドルクス宮殿をマインハウス神聖国屈指の社交場にするべくお金、使う。ついたあだ名は、陽気公。
ヒューネンベルク侯爵(息子)
1253年生まれ 62歳 ガルハリア系
父親の死により家督を継ぐ。父よりも軍事面での才能があるが、グーテルに敗北し、政治に打ちこむ。努力の人。
ネイデンハート
選帝侯会議の剣術大会で活躍し、名をはせる。アンホレストに引き抜かれ、ヴィナールの騎士団長に就任する。
ミューゼン公ロートレヒ4世
1283年生まれ 32歳 ガルハリア系
フォルト宮中伯家の三男として生まれ、聖界に入るが腐敗に失望し、還俗する。かわりに兄パウロが聖界へと入る。後に、ミューゼン公国の宰相に推挙されミューゼン入り。しかし、先代のミューゼン公の弟ステファンと戦いになり、ダリア王カールケントに助力で勝利。さらに、次代のミューゼン公が亡くなると、暗殺の疑いをかけられるも、今度は、マインハウス神聖国皇帝グルンハルトの助力で勝利。ミューゼン公に推挙され、就任する。マインハウス神聖国皇帝グルンハルト1世の信奉者となる。
フォルト宮中伯ランドルフ1世
1274年生まれ 41歳 ガルハリア系
七選帝侯の一人。ヴァルダ大司教パウロ、ミューゼン公ロートレヒ4世の兄。優秀な二人の弟に比し、極めて凡庸にして決断力に乏しいという評価をされる。
クレメント5世
1264〜1314 享年50歳 ランド系
第195代の神聖教教主。ランド王フェラードの力で、神聖教教主へと就任する。だが、フェラードの力で、教主になった為に、城塞都市ラヴィオルで、半幽閉状態のまま、フェラードの言いなりにその力を振るう。ランド人だが、ロマリアへの憧れは強く、その思いをグーテルに託し、亡くなった。
アルオーニ・スコピーニ ダリア系
ダリア地方の二大海洋国家ゼニア共和国の国家元首。教主派であったゼニア共和国を皇帝派に鞍替えさせ、急成長中だったボルタリア王国との貿易を独占し、利益を拡大させる。
ガンバーリ・ヴェルディ ダリア系
ダリア地方ヴィロナ公。ヴェルディ家の長男。真面目な方。ヴィロナ公となり、責任を背負う。
スプリッアー・ヴェルディ ダリア系
ダリア地方ヴィロナ公国ヴェルディ家の次男。ヴィロナの大司教。だが、大司教というよりは、ムキムキマッチョの戦士。豪快な男。
アペリーロ・ヴェルディ ダリア系
ダリア地方ヴィロナ公国ヴェルディ家の三男。軍人タイプで、実直な方。たびたび、グーテルを助ける。
サンブール・ヴェルディ ダリア系
ダリア地方ヴィロナ公国ヴェルディ家の四男。頭が良く。野望が強い。上昇志向も強い。
ウルチョーネ・デッラ・チョロチョーネ
ダリア系
ダリア地方サパ共和国の元首。サパ共和国の元首として、傭兵隊長としてオストルッチャを雇い、斜陽のサパ共和国を隆盛へと導く。だが、息子の戦死をオストルッチャのせいと思い、対立する。
オストルッチャ・オロスコーニ ダリア系
ダリア地方サパ共和国の傭兵隊長として、サパ共和国の隆盛に貢献。皇帝派として、グーテルと共にも戦う。しかし、ウルチョーネの息子の戦死について、ウルチョーネに疎まれ敵対。故郷のリューカの執政官となり、リューカ共和国として勢力を拡大させる。
フェラード4世
1258〜1314 享年56歳 ランド系
ランド王国ケープ王朝の第11代国王。ランド王国に絶対王政を確立させた偉大な王。ただ、合理的で、貪欲で酷薄な王であり、敬虔な神聖教徒であるため、自分の神聖教に対する考えに反するなら、神聖教教主でも容赦はしない。死の直前、ランド王国の債務の帳消しの為に聖堂騎士団長の処刑、息子達の妻の不貞行為等の、ランド王国の醜聞で、ランド王国の評判を下げた。
バロンズ伯チャルロ
1260年生まれ 55歳 ランド系
ランド王フェラード4世の弟。軍を指揮させたら優秀だが、頭脳労働は苦手。
ロイ10世
1289年生まれ 26歳
ランド王フェラード4世の長男で皇太子。大のジュ・ド・ポーム好き。冷たいワインも好き。ジュ・ド・ポームの熱中し過ぎで、妻を蔑ろにした事が、妻マリーローズの不貞行為に繋がったのでは?
フェラード5世
1292年生まれ 23歳
ランド王国フェラード4世の次男。セーラの結婚相手。優しく穏やかな人柄。
シャロロ4世
1294年生まれ 21歳
ランド王国フェラード4世の三男。冷たく酷薄な人柄。夫婦関係も冷めていたようだった。
マリーローズ・ケープ
1290年生まれ 25歳
元ブリュニュイ公リベール2世の三女。ロイ10世の妻。ランド王国の醜聞、不貞行為の露見により、姦淫罪で投獄された。
ブロンセ・ケープ
1296年生まれ 19歳
ブリュニュイ公の領内諸侯ブリュニュイ伯の娘。マリーローズと共に、不貞行為の露見により、姦淫罪で投獄された。
ヴィルヘルマ・タイラー
1246年生まれ 69歳 ダリア系
元はただの猟師だったが、デスラー侯爵の無理強いに、息子のりんごを射落としつつ、デスラー侯爵を暗殺するという神技によって、反乱軍の首魁に祭り上げられる。しかし、意外な才能を発揮し、反乱軍を勝利に導く。民主同盟の首長として活躍する。
オーソンさん
カッツェシュテルンの常連客にて、民主同盟タイラーの密偵を勤めていた。今は、ボルタリア王国にて、グーテルの密偵を勤める。会う場所によっていくつもの顔を使い分ける。
ミューツルさん
呑処カッツェシュテルンの常連客。大工さん。うるさいが、愉快な人。
人種
マインラント系
肌は白く、金髪でブルーアイ。目鼻立ちははっきりしているが、彫りは深くない。元々マインハウス神聖国に古代から居住していたが、ガルハリア系に追いやられ、さらに混血も進み。今は少数派。
ガルハリア系
肌は白く、金髪でブルーアイ。骨格がしっかりして、彫りも深い。体格も良い。東の地から移住してきて、今はマインハウスの支配者に。
スラヴェリア系
肌はさらに白く、髪は薄い亜麻色で、グレーアイ。目鼻立ちはっきりしているが、彫りは深くない。ボルタリアなど、東ヨーロッパに多く居住する。
ダリア系
肌は白よりは、やや浅黒い。茶色の髪でブラウンアイ。比較的目鼻立ちはっきりしており、彫りが深い。ダリア地方に多い。
ランド系
肌は白め、茶色の髪にブラウンアイや、グレーアイ。比較的目鼻立ちはっきりしているが、彫りは深くない。ランド王国に多い。
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