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ある日曜日に、イレーヌちゃんといっしょに、めっちゃホットケーキが食べたくなってきたので、自分で材料を買ってきて、ホットケーキをつくって、イレーヌちゃんの部屋をトントンってノックして、イレーヌちゃんに食べるかどうか聞いてみた。
「わあああ!ホットケーキめっちゃ食べたい~!」って言ってくれて、イレーヌちゃんの部屋で、いっしょにホットケーキを食べた。
なんとなく、パリのちっちゃい頃を想い出すね~って、2人とも思ってた。
2人が結婚したら、イレーヌちゃんはフランスと日本のハーフだから、2人の子どもは、クォーターってやつになるんだよね!って、わけのわからんことをイレーヌちゃんの部屋で、ホットケーキいっしょに食べながら、言ってるボクだった。
それから、イレーヌちゃんも、部屋で色々やることもあるだろうから、食べ終わったらボクはイレーヌちゃんの部屋を出た。「ありがとね!ごちそうさまでした~!」って言ってくれた。
そのあと、香絵ちゃんに連絡して、万博記念公園にある太陽の塔の中に、いっしょに入ってみた。下から入って、だんだん上に登って行くにつれて、三葉虫みたいなのから人類へと進化していく過程が展示されていて、当時の、かかわってた人たちの情熱を感じられて、めっちゃ感動した。手みたいなところから、外の建物の屋上に出れるようになってたとは、知らなんだ。
太陽の塔の中で、ボクらといっしょに同じグループでまわってた、お姉さん3人組が、最初の段階の三葉虫みたいなのを見て、「むかし、田んぼで、よく、つかまえてたよねっ?」って話をしてて、いつの時代の人なんですか!って思った。
太陽の塔を出て、香絵ちゃんと、同じ万博記念公園にある民俗学博物館に行ってみた。あらゆる地域の珍しい貴重な民俗学的資料が色々展示されてて、こちらも凄いと思った。1日では、とても全部見ること出来ないなあって2人で思った。お土産屋さんで、インドの象の置物を買って帰って、母さんに見せたら、「これ馬なの?」って聞くから、「象やで!インドに象さん、おるやんか!知らんけど」って言ってもた。
それから、香絵ちゃんと、高校の近くの伊勢寺に行ってみた。着いたら、それまで快晴だったのに、急に雨がパァーと、ちょっとだけ降ってきて、すぐにピタッと止まったの。2人で歩いてたら、風はそんなにないのに、草木がサワサワと音をたてて揺れて、2羽の鳥が2人の足もとに飛んできて、しばらくいっしょに歩いてた。草むらから丸いボールが転がってきて、香絵ちゃんは、それを拾い上げて、草むらに「はいっ!」って言って返していたわ。
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