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実は、修学旅行中に、バスガイドさんと、めっちゃ仲良くなって、移動中とかも、色々話をしていて、ボクが可愛い下着を好きで集めてるってことを言ったら、バスガイドさんが、最後、富士登山を終えて高校まで戻って来て、ボクがバスを降りる時に、そっと何か可愛い包みを手に渡してくれて、耳元で「これ、あげるから、ちゃんと使ってねっ!」って言ってくれて、開けてみたら可愛い下着で、中にいっしょに入ってた手紙に、バスガイドさん愛用の、いちばん好きな下着だって書いてあった。
イレーヌちゃんには黙っておこうかなあ~って思ってたけど、家に戻ってから、こんなの、もらったよって話をした。そしたら着けてみてって言うから、着けてイレーヌちゃんに見せたら、きゃあ可愛いって喜んでくれた。
イレーヌちゃんは高校に通いながら、好きな日本のアニメとかのキャラクターのコスプレをしながら、自分でも可愛いオリジナルなキャラクターの絵を描いて、キャラクターを生み出しながら、YouTuberにもなってた。イレーヌちゃんそのものにも、本人のキャラクターの可愛くてオリジナリティあふれるオーラを持ってるから、だんだん人気者になっていってるみたいだわ。
だから、もう、ボクは、イレーヌちゃんには手をいっさい触れないことにした。イレーヌちゃんはイレーヌちゃんの道を進んで行ってる。日本好きな夢を実現させている。日本とフランスとの、文化の架け橋にも、実際になってる感じだし。
イレーヌちゃんは家で、オリジナルなキャラクターを創作して、配信して、色んな活動をやり始めている。
ボクは自分の道を進んでいこうと思う。高校でも美術がいちばん好きだから、その才能を伸ばしていきたい。大学も美術で受験しようかなと思っている。
高校の同級生の女の子に、ある土曜日に家に遊びに来てもらった。そして、夜、部屋にいっしょに泊まってもらった。その女の子はわりと霊感の強い子だったから、霊のこと、何かわかるかなあと思って。
夜、ふとんを並べて寝ていたら、やっぱり霊がボクの上に乗りかかってきた。その子も、同じように感じてるみたいだった。
「女の子だあ。女の子の霊だね」って言った。
それから、「伊勢さんだ。伊勢さんの若かりし頃の」って言った。
「若かりし頃の伊勢さん、めっちゃ絵とか芸術とか好きで、宇宙に広がる高い意識を自分で常に持ち続けたいなあって強く思ってるみたいだね」
ええーっ!やっぱり、そうなのかあ!
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