第4話 大変な一日終えるようです

「はぁ」


ため息と共に会社に着く。

今日は朝から疲れた、あんな状況ラノベでしか読んだことねぇよ

会社に着いても、いつくるか分かんない作品を待ち続ける作業が待っている、と思い部署に行くと何故かもう作家が居た。


「おいっすー!」


この元気いっぱいの子が俺だ担当している作家である。

名前は、鈴原みみ、19歳大学中退

ちなみにペンネームも鈴原みみである

髪はロングの赤とピンクで、某金持ち系YouTuberと同じように色を分けてる

この子の書く物語はとても独特な世界観で、見る人を引き込む力がある。


「なんでこんな時間にいるの?」


「いやいや今日は締切日だからね!締切を守らない人なんているのかなぁ」


「お前だよ潰すぞ」


「うっわ不機嫌だなぁ」


「でも提出するならいつもどうりパソコンとかで良いのに、なんで直接?」


「それはね…ひなたさんの顔が見たかったからだよ//」


「キモイやめろ」


「女の子にいうセリフじゃないよぉ」


「で何なの」


「今日は推しの握手会がこの辺であるから来てんのさ、ていうかなんで今日は、そんな不機嫌なの?」


「不機嫌じゃない、疲れてるんだ」


「えなんでなんで教えて」


俺は今日の朝の事を伝えた。

あまり言わない方がいい事だとは思うが、俺はみみちゃんの事を、信用している


「ひなたさんも小学生女児以外の妄想をするなんて、疲れてるんだなぁ、今日うちとセックスでもする?」


「妄想でも何でもないし、第一にお前となんてしない」


「まぁひなたさんは、そんなしょうもない嘘つくタイプでもないもんね。その子どうするの?」


物分りが良くて助かる、こういう所が好きだ


「どうするのって、記憶が戻るまではうちにでも置いとこうかとは思ってる」


「歳は?」


すごい顔を覗き込んでくる


「分かんないけど、成人はしてなさそう」


「んーと、110、よし!」


「待て待て待てはやまるな、俺が興味を持つのは、小学生女児だけだ断言できる」


「すんな気持ち悪い」


「なんの事情があるかは分からないが、家を探そうだったり、警察に行こうとかを話した時だけは、記憶じゃなく、なにか本能的な物で嫌がるんだ」


「まぁなにかあったんでしょうね過去に」


「だろうなぁどうしたものか」


「とりあえず呼び名決めて、今日うちも握手会の後家に行きます!」


「うん無理」


なんやかんやあり今日の打ち合わせは無事終わり、色々な仕事をして時刻は19時になり帰宅の時間になった。

名前考えろってまじで何なんだ、なんて言うのが正解なんだ。

色々考えてたらいつもは長く感じる帰路も今日は一瞬だった。

帰るところに人がいるのは何年ぶりだろう

そんな気持ちになりながら玄関を開ける。

大変な一日だった。

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