第2話 少女起きるようです

「さむっ」


と、言葉に出てしまうような寒さと共に目が覚めた

道路の上に寝っ転がっていた

ここはどこだろう、今日は何日だろう、自分の名前はなんだろう


何もかもわかんない。

これが記憶喪失ってやつ?うん、そうだな

私は自分のこういう軽い性格が好きだ

小さい頃からこの性格だからなんも気にせず生きてきて、あまり物事に悩んだとこはない

と言ってもこの状況は悩むなぁ

記憶喪失ってこんな感じなんだなと実感する

とりあえず状況を整理しよう


自分の名前はわからない

ここがどこだかわからない

なんでここにいるのかもわからない

一つわかるのわとりあえず寒いという事

あ、あと頭も少し痛いな、まぁ多分頭打ってこうなっちゃったのかな


うーん、寒いしもう真っ暗だしどこかにはいりたいなぁ

いつまでもこんなよく分かんない場所の道路に寝っ転がっていらんないや

それにしても木はこんな寒いのに葉っぱが無くて裸で凄いなぁ


よしこうなったら誰かの家でお邪魔させてもらおう

そうしてすぐ近くにあったよくある普通の二階建てのアパートの1階の端の家をに行ってみた

ぴーんぽーん、ぴーんぽーん

でない、鍵は?

ガチャ

「開いた」

これどうしよう入ってみる?うーん、よしはいろう、そう決め入ってみる

「おじゃましまーす、可愛い女の子が夜中に訪れましたー、イケメンなら襲いおーけーでーす」

応答なし、まぁいいや入ろう

部屋は普通の構造で入ってすぐにキッチン

そしてその奥にリビングで、その隣に1部屋あると言った感じだ、まぁゆっくりしとくか

なんやかんやであの場面にいく


「おはよ〜、仕事間に合う?」


「よゆー、よゆー」


お、大人の男性だ!

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