ギンガ団じゃん!

でしゅ、という語尾。わかりやすくファンサービスをしてくるものだ。感謝のポケモン、鱗粉に触れれば空専用形態スカイフォルムになるらしいが、今はその花が枯れている。

俺の人影であるギルティが喋る。

《もう会ったか、久しぶりだなぁ?オイ》

「ぎ、ギ○ティナ!?何してるんでしゅか??」

面識があるようで、2匹は淡々と話を進める。

《創造神に反逆する、力を貸せ。》

「えっ…まじでしゅか?」

《まじも何もあるか》

「いつになったら反抗期を…」

「あの、話させてくれます?怪物ポケモン二人くっちゃべってないで」

《あごめん》

「俺はプリン、こっちはノボリ、アルセウスを倒すために仲間を募ってる。」

《あいつはシェ……まあ知ってるか》

「この場合、手を貸すメリットがないですよね。」

《そりゃなんか上手く…》

「ぐだぐだでしゅね!」

「ミーはお腹がすいたので食べ物を探してたんでしゅ。最近ギンガ団が乱獲して、食べ物を探すのも一苦労なんでしゅけど…」

お、いいね。

「ギンガ団は悪だ、そして創造神に操られているからああなった。」

「確かに最近妙な服装で乱獲していましたがそうなんでしゅか…。」

「でも手を貸すのは面倒でしゅ」

「私の様に帰るという理由もありませんしね。」

《ちなみにこの甘里符凛は、プリンを無限に作れる男だ。》

「ほれくってみ」

手から出したプリンを半信半疑ながら口にした。すると、目の色が変わり、プリンを頬張った。

「ミーはギンガ団を許せません!」

「いやちょろ過ぎだろ」

《愛称はミーでいいか》

「マッシィ、ギルティ共にお前らは本名を使えよ…」

話に集中していると、周りに居たアゲハントなどの怪物ポケモンが消えていることに気づいた。

《…これは…》

ギンガ団の服装をした一人と一匹、何やら機器で話をしているらしい。あのモンボはさっき捕獲した物や、これから捕獲するものだろう。その男はあの世界でも動物を従えて居た。

「七匹捕獲、勝手に立ち入ってる不審者二人が居るぜ、アイト。」

「こちらアイト、ウィン一ツ星と共に対処します。」

創造神側ってそういう事か…。

確かギルティが言っていたな。

「そこの二人、手を上げろ!」

アイトに銃を向けられる。ウィンは戦う構えだ、こいつも団員なのか。はは。

「プリンさま、あれはギンガ団です」

ノボリの言葉に頷き、笑う。

「久しぶり、アイト」

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