完全にプリモンが上位存在
あの激戦、3人はどうしているだろうか、それともまだ争っているのだろうか。
名を聞いて気づいたことがある。
マッシィ、ギルティ、創造神、
全て
「ア○セウス…」
《あいつ嫌い、偉そう》
「新作出たせいで色々悪印象あるらしいな」
男甘里符凛は、新作のことをよく知らない。ネットで色々検索して「はーん」と言ってるだけの高校生ライバーだからだ。
《そうか、
(こんなことになるなら買っとったわ…)
「…………で?何をして欲しいんだ。」
ギルティに問いかける、俺を助けたということは、俺になにか期待していたということだろう。
《…創造神は君を別世界に送った。どうする?奴の下に付くか、それとも私の使者になるか。》
《ただ、こっちの軍勢はほぼ居ない、心当たりがない訳では無いが……その点アイツは手駒が無限にある。》
《軍勢を増やすにはお前の力もいるしな。》
ギルティは選ばせてくれる点良い奴だと思う、でも人の下につくのは絶対に嫌だ。
「…なら俺は…」
《だが、君が幸せになったタイミングで、また異世界に飛ばすかもしれない。君はこう考えていたんだろ?》
よーしこいつとりあえず不幸にすべ、を何回やられたか。
神がいるとして、俺はここぞという時に毎回不幸にされている。そういう俺の考えである。実際、これを言ったら見たヤツらに散々馬鹿にされたのだが、虚無の時はこういうことばかり考えていた。
「何でも知ってるな…なんでそんなに」
《何故って……神だぞ?ここにいるものの記憶を辿ることは出来る。》
(とんでも能力じゃねえか)
「…凄、この空間っていつでも出せるのか?」
《私が居る場所だったら…》
「へー…」
と、
雑談してるうちに意識がはっきりしてくる。
「………………………え?アイト達は?」
その疑問は、思い浮かばなかったわけではなく、閉ざしていたのかもしれない。冷たい氷を胸に当てられている感覚が、ツーンと、ユニバの時よりも、嫌な予感が強くなる。
「まさか…死んで…」
ギルティは黙りこくる、それは俺に一番効く答えだった。
「おい!応えろよ!」
黙っていたギルティは、口を開き、詫び、話す。
《死んでない、が、お仲間は全員、
ほっと息をつき安堵する。
「んだよ〜…、言えよ…すっと……、あいつらは本編みたいにギンガ団になるってこと?」
ギルティは驚いた顔をして、直後ふふ、と笑った。
(なんだこいつ)
《その通り…それで?どっちに着く?》
「…どっちって…ああ、あれか。」
愚問だな。
「ほら、剣返せ、スキルも別のくれ」
勿論、反骨精神で生きていく。
《ギゴガゴーゴッ!!》
急にギルティは叫び、その手で俺の体に触れ、刺し、段々と血を抜く。だが痛みはない、抜き取られる感覚が体全身に走る。
「な…っ!」
《これから行うは血の盟約。深さは悪魔と同等、もたらす加護は神をも超える。代償は…人の子よ、払ってもらうぞ。》
《登場人物の知識と…。スキルと、プリストライズは少し改造するか。》
血を抜かれたと同時に、二つの光が流れ込む。一つはプリエイティ、だがもう一つは剣ではなく、また新たな…。
……………………………………………………
知らないうちに移動されたと見ていいだろう。目が覚めたら、いや、今にも寝てしまいそうだ……。体はプリエイティの他に新たなスキルが与えられた、ということ以外は分からない。服装としては…聖剣プリストライズが真っ黒い厨二病丸出しなデザインに、シアン色の線が走っている。空は近く、地上は見えない、先程の深い青の景色とは違い、薄い青色、空が世界を包んだかのような場所。そこに立つ真っ白な気味の悪い神殿。
起きたと同時に感覚が戻ってくる、ざく、ざく、手を動かしても足を動かしても鳴る。
それは…
「寒いっっっ!!!!!!!雪!!!!山!!!!!!!!どこ!!?!!」
「さむいさむいさむいさむい!寒い寒い寒い寒い!」…とうだうだ言っていれば、後ろ、影の方向から声が聞こえる。影を見れば…そこには、双眼と真っ赤に開いた口があった。
「ギ、ギラティ○!?!」
俺の人影は、三日月型に切られた真っ赤な口を、動かし答える。
《ギラティ○、とは呼ぶな。外にいる時はギルティと呼べ。》
「いやもうなんかもう!そういうのいいから!!!!寒い!!あの空間に戻して!」
《酷いな》
プリエイティを生成しようとするが、寒さで悴んだ手ではどうもできない。
(ひでえ状況…)
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