甘里復讐譚 底辺配信者アマ☆プリン叛逆の物語 レジェンズゴールデンアマセウス編

スンラ

陰キャ2人

先程、全身に走った痛みは、『戦いがなかった』と錯覚する程に癒えている。

「ここどこやねん」

それは二回目の疑問。

同じ出来事が二回も起きたからこそ、一番聞きたかったこと。男、甘里符凛は死人である。本人もあの戦いで死んだと、知っている、甘里符凛という体は死んでいる。

・・・だが、

甘里符凛という体で話している。

《…覚まして…目を覚まして》

「なんでゼ○ダなんだよ」

それは紛れもなく神の声的なもので、なんならマッシィと同じ部類だとも分かる。

《ここは…反転世界》

「なんだよ、死んだから転生しろって?」

《いいえ、死んでません。》

(???)

確かに、完全に死んだという自覚はない。1回目は死ぬ途中まで思い出せたというのに、けれど、なら何故ここにいるんだ?

「というか…姿くらい見せたら…」

《それと…その目、本当に見えていますか?》

「は?何言って…」

瞬きをした。

その時に、この風景を見た。

景色を写したシャボン玉がプカプカ浮き、深い青が延々と続く、大地は途切れ途切れになっている島、家や建物はあるが、うねっていて、住むのには適していないだろう。こんなところでも植物は生い茂り、先程まで暗闇だったものは、俺一人を覆える、

大きな影だった。

《それにしても、まさか声が聞こえてるとは…》

その姿を、知っている。

反転世界、やぶれたせかいの主。

時間空間のない場所で神に抗う者。

大蛇を超えるドラゴン、

影から出でるゴースト。

歪みと反逆の怪物ポケモン、ギラティナ

「あ……あ…」

(SAN値チェックのお時間ですか…?)

(あ…あぶねえ、正気保ってねえよほぼ。)

《顔色が悪い、驚くな、友達になろう。それに元の世界ではお兄ちゃんなんだろ?》

「だからなんでDI〇なんだよ…!」

(悪のカリスマってか)

《まあ喚くな…そうだな、私のことはギルティと…》

「ギ○ティナだろ?」

《え?なんで知ってんの、怖》

怪物ポケモンの方が怖いんだが」

《成程…アイツが使わせただけある。》

「アイツって、マッシィ?」

単なる疑問に、ギルティは考え込み言葉を発する。

《いや、私を知っているってことは、アイツも知ってるだろ?》

《マッシィに頼んで、死んだお前を異世界送りにした、今回も異世界送りにして無茶苦茶にする予定だったみたいだぞ。私がその前に連れ去った訳だが。》

(そんな身勝手な奴が…)

《ああ、居る。その名は、》

創造神アルセウス

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