カクヨムコン9 という話

今年もこの季節が来ましたね。去年はひっそり参加しましたが一次で落ちてしまいました。今年は特別な選考が採用されており、公式レビュワーやカクヨムプロ作家などの特別審査員が選んだ作品は賞が用意されているようです。


これまでのカクヨムコンの傾向からして、選ばれる作品はおそらく一次通過者の応募作品のみからだろうなあというのは薄々勘づいてはいるので、参加者各位においてはあまり過度な期待はしない方がいいかもしれません。


とはいえ、「今年はスコッパー賞もあるし、比較的作品の発掘に焦点を置いた企画が多いなあ」と少なからず考えたのは、やっぱり『同士少女よ敵を撃て』を早期にカクヨム公式で発見していたにもかかわらず、結果的に取り逃すことになったのがKADOKAWA的には相当ショックだしトラウマだったのかなあと思うのです。


もちろん早川書房においてアガサ・クリスティー賞を授けるに値する作品だと審査員が評価したのは当然として、アガサ・クリスティー賞を受賞したとして直木賞を受賞するほどのポテンシャルがある作品だなんて思いもしなかっただろうし、そんなの気にするのは基本的に直木賞の審査員以外誰もいません。つまり、んですよね。これはカクヨムにおける読者も同様ですし、作者だって気にする必要はありません。


本当にそれを気にしなければならないのは、賞を授けるに相応しい作品を決めなければならない権限を有する審査員だけですね。


だからこそ「今年はスコッパー賞もあることだし受賞しそうな作品に積極的にレビューしていこう」なんて軽々しく思えない自分です。自分のスタンスはプロフィール欄に記載しているとおり、「書籍化したら買う作品にしかレビューしません」です。


このスタンス、言い換えれば「書籍化して読んだ時に自分がするレビュー」とも言えますね。内容を読んでもらえればその意味は理解できるかと思います。


そんなこんなで今年もカクヨムコンが始まりますが、今年どういうふうに動くかは未定です。ちょこちょこコンテストページ見つつ気になった作品にはお邪魔するかもしれません。


参加を決意なさった方々は、ぜひ頑張ってください。

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