閑話1 私達は救われたわ

 こんにちは!。柚希ですわ。

 伊織です。私は日高よ~!。


 今回の「主役は✕形」ですわ!。

 「バシっ!」。…………くっ、くう………。

 失礼しました。今回は私達3人の話をします。

 どうぞ、宜しくね~。



 キーン、コーン、カーン、コーン。


 じゃ、今日の授業は終わりだ。皆、気を付けて帰るんだぞ。

 は~い!。

 ねぇ、柚希に日高!。

 何ですか?。

 何ですの?。

 今日、この後用事とか有る?。

 私は特に無いですわ。

 私は早く家に今テレビのコマーシャルでやっている「ユグドラシル オンライン」を始めたいけど、何か有るなら優先するよ。

 ……… じゃ、私の家に来ない?。

 ………行きますわ!。

 ん。私も行くよ。

 そっ、そう………良かった………実は今までに友達とか家に呼んだ事無いから、家族から「ボッチ」だと思われているの。

 ……………そうなの?。

 ……………。



 ただいま!。

 バタバタ、お帰り…………えっ、おっ、お母さん!。大変よ。ボッチが友達を「2人」も連れて来た~!!!!。

 ……………ボッチって。お姉ちゃんでしょ。

 ……………あはっ、本当に思われていたわ。

 ……………だね。


 あらあら、いらっしゃい。

 お邪魔しますわ。

 は~い!。おじゃまします。

 ………志穂のせいで、恥ずかしい………。

 お母さん。部屋に飲み物持って来て。

 はいはい、ちょっと待っててね。


 コンコン。伊織入るわよ。

 はい、どうぞ。

 有り難うございます。お構い無くですわ。

 有り難うございます。

 ちょっと伊織、来て。

 なに、お母さん?。

 志穂と買い物次いでに「ケーキ」を買って来るから、待っててね。

 お姉ちゃんは、ゆっくり遊ぶのよ。

 分かった。有り難うね。

 良いのよ。

 友達は大切にね。



 取り敢えず、何する?。

 そうね。伊織の小さい時はどんな子供だったのか?をアルバムで確認しますわ。

 えっ、恥ずかしいよ。

 「ズドンっ!!!」。えっ?。

 「ガタッ、ガタガタガタガタ」。

 うっ、うわっ、ぁ~!!!!。

 まっ、不味いですわ!大地震ですわ!!。

 取り敢えず、ベッドの下に入りましょ!。

 駄目だわっ、天井が……………。



 ……ザッ、ザザァー、ザザザ……こっ、こ……んにちは……わっ……私は……創……神だ。もう……慢が出来…い。今……試練……………頑張っ……き残れよ。

 人類全員に1つ無いし、2つの「特殊能力」を与えてやろう。せいぜい頑張れよ。ふふふ。

 ………………。



 ん~ん。げほっ、げほっ。

 柚希!、日高!。大丈夫ですか?。

 だっ、大地震ですわ。

 なんとかね~。

 柚希の家が旧家の屋敷で助かりましたわ。

 そうね。直ぐに窓から出れたよね。

 …………酷い……。

 テレビで見た「震災や戦争」の映像見たいけど、この「大樹」は違う感じね。

 私達が気を失っていた間に、きっと何か有ったのですわ。

 それしか無いよね。

 どうしようか?。

 はっ、お母さんと志穂はどう…………うぐっ、うぇっく、ひぐ。

 まだ死んだと決まってませんわ。

 そうだよ。探しに行こうよ。

 「ギャッ、ギャ、ギャー」。

 …………何かいますわ!

 …………あれは………ゴブリン!!!。

 それは不味いね。襲われて、犯されて、最後は喰われる未来しか見えない。

 不吉な事を言わないで欲しいわ!。

 ………このまま屋敷の裏に行けば、倉に鉈や斧とか、有ったはず。

 とにかく、行きますわ。



 ……………。

 ゴブリンは行った見たいね。

 この「斧」は重いですわ。

 ……………伊織の屋敷も近いんだから、見に行って見る?。

 私は見に行来ませんわ!。

 何で?。

 ……………倒壊しているのは「前提」としても、家族の死体を見てしまったら、生きる希望が無くなりますわ。家族とは「はぐれた」と思う事にしますわ。何時か会えると言う「希望」が持てますわ。

 ……………私もそうする。見に行かない。

 ……………柚希は強いです。



 グギャ!!!。ギャギャ!。

 わ!。「ゴブリンが2匹も !!」。

 危ないわ!!!。「ブウンッ」。

 グヘへッ。「ガキンッ!!」。

 くっ。やはり斧は重いですわ。

 こっ、この~!。「ザシュッ!」。

 えぃっ、「ブシャ!」。

 うっ。げっ。

 ギャ、ギャー。「プシュー」。

 ギ、グギャー。「ドサッ」。

 すっ、スプラッターですわ!!。

 えっ、身体が熱いね?。

 そうですね。

 ………………。


 ゴブリン倒したわ!。

 倒しました。

 危なかったです。



 おいっ。

 !!!。何ですの。

 そこのゴブリンはお前達が倒したのか?。

 そうですわ。

 ………………強いんだな。

 えっ?。

 何だ。知らないのか?。モンスターを倒すよりも、人間殺した方が「レベル」が格段に上がるんだよな。だから、死ねよ!。

 なっ、な…………。

 まぁ、待てよ。折角だから、楽しんでからにしようぜ!。みんな可愛いしな。

 ………そうだな。

 やっ、やめて……………。

 「ばしっ」。騒ぐな!。ビリッ、ビリビリ。

 くっ…………。



 おいっ。

 あっ(怒)。

 「ザシュッ!」。ボトッ、プシュー。ばたん。

 ………………屑が。大丈夫か?。

 えっ、生徒会長………ですか。

 お~い!アスラ~。大丈夫だった?。

 はい。問題は有りません。彼女らも無事です。

 そうかい。それは良かったよ。

 ………………。



 そう………私達は生徒会長?事「アスラ」さんと、飛鳥さんに助けて頂き、「九死に一生」とはこの事ですわ。


 結局、伊織の家族を見つける事は出来ませんでしたが、伊織も何処で「生きて」いる。と割り切った様です。それに……………。

 このご恩は、一生ついて行きますわ!!!!。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る