第10話 ゲーム制作
今週末までに終わらないといけない
新作「お家で幽霊発見ゲーム」は、スマホで簡単に遊べる作品だ
怖い話が好きな層が、かわいい女の子幽霊を見つけてコレクションを
したいと思わせれば成功する。
納期がぎりぎりで間に合わせるために寝る時間を削る
このゲームの新しさは幽霊の娘と会話できる事だ
AIを搭載して深層学習を行い、ユーザの考えを推察する。
ユーザが望む台詞を自動で作り出す。
「幽霊ちゃんと癒やしの二人用の空間でうふふ」
キャッチコピーが酷すぎて、寒気がするのは狙ったのか(違うな)
出来上がった外装のコードを組み合わせてテストを開始した
テスト用の幽霊ちゃんが出てくる。
「今日もお疲れね、もう死んだ方が良いじゃないの?」
酷い罵倒だが、俺が深層意識で望んでいるのだろう、なぜか心が安らぐ
俺は幽霊と話を続けた。
「社長この作品はダメです、AIの台詞が的確すぎて利用者を自殺させます」
社長が「なにしろ社員が自殺するくらいだからな、発売を中止しよう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます