第10話:思いを伝えよう
チュンチュン。
「ふあああああ。」
「あっ。おきたんだね。おはよっ。」
「あっおはよう。」
そうだった。俺は今日と泊まってるんだった。
「昨日の夜のやつは大丈夫だった?彼方くん。」
「えっ。あっ.....。なんかごめんね大野さん。」
「麻衣でいいよ!」
「あっわかった。」
昨日の夜のことがあって少し気まずかった。
そして俺たちは寝間着のまま下に降りて朝ごはんを食べようとした。
すると、お姉さんが扉を開け、入ってきた。
「須藤くん。今まで内緒にしててごめんね。できるだけ気を使ってたんだけど...。」
どうやら昨日の事が聞こえてたみたいだ。
「いやいいんですよ。別に。後....。」
「ん?何だい?」
やっぱり大人びているところが似ているな...って俺はお姉さんに言わないと。
そう思って俺は覚悟を決めて言った。
「あの..言いたいことがあるんですけど..。」
「何々?」
「麻衣ちゃんとお付き合いさせてください!」
ガシャンガシャン!
奥で食器が落として割れた音がした。
「大丈夫!?」俺は慌てて台所に向かった。
その途中でお姉さんがすれ違いざまに
「ありがとうね。彼方君。」
とお姉さんが言い残して目をこすりながら扉を開いて、消えてった。
俺は食器を割った音がした麻衣のところに行った。
すると「ひっく、ひっく、」と泣いていた。
「えっ!?大丈夫!?」
「ありがとね。わっ,,,たしも....彼方のことが....好きだよ...。」
泣きながら途切れ途切れで言った。
「ありがとうな。これからもよろしく。」
そうして俺は麻衣と一緒に朝ごはんを作って食べた。
麻衣は泣きながら作っていたから時々またうずくまったりしていた。
その途中でお母さんがMineでメールを送ってきていた。
[きちんと麻衣ちゃんを幸せにするんだよ?]
なんで知ってんだ!?...いや。多分お姉さんの仕業だろう。
とにかく俺は心のなかで誓った。
これからは絶対麻衣を手放したりはしない、と
そうして俺たちは学校に行くために家を出た。
「「いってきま~す!」」
_________
「美少女大野さんと冴えない俺が過ごす日々」はこれで完結です!!
愛読ありがとうございます!
今回は共著でしたが、次からは少し短編でラブコメを書いていこうかなって思っています!(茨カムイ)
今後ともよろしくおねがいします!
もしこれが好評だったら、付き合った後などかくと思います。
一旦は完結です!付き合った後などが気になる人はまたコメントで言ってください!
僕の隣の君と みさか/UN @misakaya
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