第2話 プロローグ
家に帰ったおじいさんはハッとしました。
なぜなら、おばあさんが家にいたからです。おじいさんはすっかり忘れていました。
おばあさんが今年に入ってから仕事をテレワークに変えたことを。
(そろそろと階段を上がるおじいさん)
「おじいさん、それ、何?」
「(;'∀')」
「何って聞いてるの。」
「実は、、、」
「なるほどね、で、拾ってきたと」
「はい」
見てもわかる通りこの家はおばあさん絶対です。
「仕方ないわね。このまま放っておいても餓死してしまうだけだし、うちで引き取りましょう。」
「おばあさん!」
「ち・よ・こ・さ・ん。」
たしかにおばあさんといわれるにはまだおばあさんは早い。何せまだ45歳なのだから。
「ちよこさん。本当にありがとうございます。」
「べつに、いいけど、、。おじいさんがちゃんと育てるのよ。」
「わかったよ。名前はそうだな"月姫"《かぐやひめ》にしよう!」
「私は止めたわよ。」
「君に似てきっと美人になるよ。」
「まっすぐ育ってほしいわね。」
(幸せそうなオーラ)
そして16年後。。。
月姫は立派に育った。
『あーもう無理、病んだ。』
「かぐや、またそんな言葉づかいs…」
『うるさい』
ピンクモンスターしか勝たんメンヘラ系美少女に。
どうしてこうなった。
「…こんな子に育てたつもりはなかったんです。」
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