第7話 幕間

「珍しいじゃないか、アイツが地球から人を呼ぶなんて。人になんて興味ないのかと思ってたけどねぇ」


「確かにだね。でも大した能力授けてないらしいよ、誰かさんと違って。得に問題はないでしょ」


「あんなのが大した能力授けたら人間界のパワーバランスが狂ってしまうじゃないか。本人も気を使っているのだろう」


「よく言うよーアンタも気つかえよ。これ以上、人間に変な力授けるなよ」


「しょうがないだろ、拝まれたらやらんわけにはいかない。そういう性格なんだ私は」


「そのうち、人間だけの問題じゃなくなると思う」


「そうなったらそうなったでいいじゃないか。どうせ私を憎む連中はいることだし」




 2つの偉大な存在が世間話をしていた。

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