第一章 さいきょう決定戦

プロローグ

 なぜ、こうなったのか。

 最初の予定では違っていた。

 とんでもない戦いに巻き込まれることは予想できていた。

 だが、崩れ落ちた、廃墟と化した建物の上に自分だけが、”レベル0”と言われている僕だけが残り、相手と対するなんて。

 想像もしていなかったことだ。

 さぁ、どうする。逃げ出したい気持ちにかられるも、戦うしかないのだ。


 だって、立てるのは僕しかいないのだから――

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