第6話
006
シュロの加工品。見た事のないそれに、トオルは目を奪われる。だが、箒を出荷し終えたところで、キヨラちゃんの社長業は終わりを告げたようだった。
「お待たせ。行こう、トオルちゃん」と声をかけられ、私はキヨラに手をひかれて彼女の家に向かう。遠い血縁関係という事もあり、誕生日も近い私達。元々、親戚として家族ぐるみで仲が良い事もあって、互いの家にお泊まりする事は頻繁にあった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます