03:『暁みちる』誕生秘話(「親父が超絶美人なせいで俺は恋愛ができない」より)
はい、というわけで、俺のカクヨム小説で今んとこ一番好評なラノベ「親父が超絶美人なせいで俺は恋愛ができない」、通称「パパでき」の裏話です。
初回は主人公の
——のわけもなく、もちろん超絶美形な親父・
どうやってあのバケモノ美人親父が生まれたかをお話ししていきたいと思います。
私はスマホに、外出時にネタを思いついた時サッと打ち込めるアプリを入れています。「パパでき」も、そんな『ネタの種』というフォルダに入っていた一発ネタを膨らませて生まれた話でした。
書いてあるメモはこんな感じでした。
「タイトル:h◎deさん?
2019年4月30日(火)17:46
イケメン男子高校生が多くの女子にコクられるものの、
『ごめん、俺、ウチの親父よりきれいな子じゃないと付き合えない』
と返す。その父親がhy◎eさんクラスの美形さん、という謎のラブコメネタ」
これだけです。
こんなラノベっぽい、ましてやラブコメは、当初私は書く予定はありませんでした。
もともと私は文学畑の人間です。エンタメ性の高い小説も書いてきましたが、ライトノベルやライト文芸とは違うモノでした。
しかしこの2019年4月にネタを思いつき、同年7月に、おそらくは本業が行き詰まった息抜きだったと思うのですが、初初だらけの「パパでき」を書くことになります。
何が初だったかというと、
・初ラノベ
・初連載
・初WEB投稿
・初ラブコメ
・初パンツァー
最後の「パンツァー」というのは、私は基本的に、エンディングが見えてからでないと本文を書き始めない「プロッター型」に近いのですが、連載を意識すると、エンディングがフレキシブルな方がいいと考え、あえてオチ無しの勢いで書き始め、これが「パンツァー型」のことです。
設定の話に戻りますと、
「じゃあ暁みちるのモデルはhydeさんなの?」
と誤解されてしまいそうですが、まあ、『年を取らないバケモノ』的なところは多分みちるパパよりhydeさんが上を行ってそうなんですが、実はもうひとり、参考にさせていただいた人物がいます。
いでがみばくさんです。
私が知ったのは、まだばくちゃんが高校生の頃で、めっちゃかわいいなぁ、アティチュードもかっけーなぁ、応援したいなぁ、思っていました。
そして、ばくちゃんが、
「男性向け・女性向け、どちらの雑誌でも活躍できるモデルになりたい」
と語るのを聞いて、ああこれだ! と。
暁みちるの「ジェンダーレス俳優」は、ここから来ています。
ここまで読んで疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、「何故こんなにおいしいキャラを主人公に据えなかったか」という謎があるかもしれません。
答えはシンプルで、
「主人公は高校生にしたかった(カクヨム読者層を狙った)」
「強烈なキャラは出し惜しみすべきだ(みちるが出張ると他キャラが薄まる)」
「『偉人の子供』という設定を使いたかった(某漫画の影響)」
以上です。
もしよかったら、「この小説の誰々の誕生秘話を教えてください」ですとか、「このこの話に出てくる音楽や映画の元ネタを教えてください」といった質問をいただければ、可能な限りお答えしたく思います。
どうぞお気軽にリクエストコメントをどうぞ!
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