第169話
「さて、幕引きにするか… 任せたぞ、
『
やれやれと言った感じを声に滲ませて、背後より意志ある水で形作られた
『くくっ、あはは!!』
「ウゥ、グガァ―アァ――ツッ!!」
響く
念のため、足場となる
断末魔を上げることも許されず、一瞬で内部から
「―ッ――ッツ―――」
「身体の内側を鍛えることは難しいからな」
これも一つの結末かと、急速な “多臓器不全” で死に逝くタラスクの
それを大事そうに抱えて近寄り、悪意なく上空から投げ落としてきた。
「ちょ、おま……」
身体強化の術式は継続しているので、50~60㎏ほどの質量を受け止めることに問題はないものの、
『いあいあ、むぐるうなふ~♪』
水没する
ふと差した影に顔を上げれば、微妙な表情で縁に立つリィナが手を貸してくれた。
「ダーリン、いつも最後は締まらないね」
「ふふっ、最初に土蜘蛛から助けてくれた時もです」
「いや、糸が髪に
照れ隠しの軽口を叩きつつ引き上げてもらい、二本の
きっと彼女の性格なら、巨獣の亡骸が宝の山に見えているはずだが、すべての部位を持ち帰ることはできないため、これから多少の時間を掛けて厳選するのだろう。
その隙に身体を
「使ってください、ジェオ君」
「ありがとう、気
武士の
どれも水分が抜け切ってないようで、あまり派手に燃えることなく
そんな
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とりま、タラスクの討伐編もここまでです!
読んでくれた皆様に感謝!!
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表紙ページ( https://kakuyomu.jp/works/16816927860966363161 )
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