第168話
「グウゥ――ッ―――ツッ!?」
硬い甲羅に
余人に比べて濃密なマナを内包するため、こちらが美味しそうな “御馳走” に見えようと、割に合わない事実を悟ったのだろう。
脇目も振らずに逃げ出した偽竜は近場の
あわよくば優位を得られる地形に引き
「年貢の納め時だな、水辺で強いのは俺も一緒だ」
左腕の手甲に形状を
最初こそ
「ッ、ウゥ」
急激な温度変化で不調に
少しやり過ぎたかと思いつつも、凍っている部分の境界付近へ飛び降り、秘蔵の “
「さて、海都に眠る旧支配者はお気に召すかな?」
帰郷の
ドンッと凄まじい水柱が立ち、人間の倍にあたる身長を持つ水で構成された妖艶な戦巫女が頭上に
『いあ、いあ、くとぅるふ、ふたぐん』
「……
いつもの水妖たちと変わらず、何やら意味不明な言語を喋り出せども、魂魄の繋がりで守護精霊? のようなものだと感覚的に理解できてしまう。
敵に
「氷と火なら水蒸気爆発はしないだろうが、面倒だな」
凍った湖による正面の拘束を
取り敢えず、斜め後方へ飛び
その動きに
他方、
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身の丈3mほどある水の戦巫女は某漫画に於けるスタンドのようなものです(笑)
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