第161話
本日、受けるつもりだった一通りの講義を終えて、香草茶の一杯でも引っ掛けて帰るかと、敷地内に併設された冒険者
学院経由の依頼を
「ダーリン、こっち!!」
「… 大声で呼ぶな、無駄に目立って恥ずかしい」
下手に無視すれば後で “うざ
「
「何故にフルネームを?」
「ふふっ、何となくです、気になさらないでください」
何やら上機嫌なドロテアの様子を
先ずはやるべきことを押さえてから、この現状を改めて
「ありていに言うなら、冒険者と
「アンダルス教授のお使いで
優雅に
そんな彼女の発言に
「ふむ、王都の
「ん~、普通に高いからね、羊皮紙」
「生き物の皮だけあって、術式を刻むには相性が良いのですけど」
即時発動と引き換えに燃え尽きる
高級品であって当然との意識に加え、抜き差しならぬ状況で
「まぁ、分からなくない、俺も魔道具の系統は効果が確実なものを好む」
「そう言えば… 貴方が所蔵している『ルルイエ異本』の装丁、“人皮” だとか?」
「知らなくていい事実をありがとう、感謝はしない」
「あれ、どう考えても特級の呪物だし、さもありなん」
若干、引き気味なリィナの半眼に
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