第118話
(もし、実費の支払いを渋られた時は
母方の叔父が聖国の枢機卿である第一王子を戴冠させて、グラシア国教会から宗教的権威を奪還すべく、実績を積ませようと躍起になっている教皇派が脳裏へ浮かび、密かにほくそ笑んでしまう。
今回の人々が昏睡する事件は
「…… ジェオ君が、なんか悪い顔になっています」
「ん~、
「お前ら、人を何だと思ってるんだ」
信仰心の高さ
彼女の上司が話せる人物なのを願いつつ、他の場所を調べて
そこで再度の魔力波を放ち、奥に潜む存在を探るものの脳内に結像する影は無いが、こちらの従魔が消されている以上は空振りも考え
(“百聞は一見に
一応、司祭の娘に
最深部へ
人狼族と思しき獣耳のある12歳前後の少女を中心に小規模かつ、高密度な環状錬成陣が展開されており、踏まないように
「…… 死なない程度に延命させて生への
「ッ、
「待て、解読が先だ、似て非なる魔法は相互干渉の可能性がある」
静かに怒るフィアの治癒魔法を
興味深い内容だったので四半刻ほど読み
その途端、ぼこぼこと地面から透明な鉱石が “
「何これ、売ったら高値が付きそう」
「純然たる結晶体、ここが収奪されたマナの行きつく先のようだな」
墓所を貯蔵庫代わりに蓄えて、いつでも術者が取り出せる仕様だと説明しながら、足元より拾ったものを
きっと、
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