第54話
「厄介、
実質的に物理攻撃の通らない “
やはり、何かしらの結界術が展開しているようで、赤い粘塊の
向こうの手札を探るため、
(
こちらの想定より空間魔法の
などと考える
ちょっとだけ相手の自滅を期待するも、無数の小粒な赤い
「ッ、消極的な考え方は禁物か」
早々に態度を改めて、
触腕の溶断を
「――テ―ヶ―ㇼ、ㇼ!!」
赤い
斜め前方にいたサイアスも圧縮風弾の魔法で核を狙うが、同様に効果は限定されたものとなり、肝心な部分にはダメージを与えられない。
「この距離だと威力が足りない、隙は作れるか、ジェオ!」
「ぐッ、また無茶振りを……」
微妙に躱し
「それだけあれば、さぞかし頼っているんだろうな!」
せわしなく大小様々な多眼を動かしていた “
連続的な爆炎に
「
驚異の身体能力で
「――、―ッ!?」
それに不定形な粘液が
紙一重の差で俺の投げたスローイングナイフが突き刺さり、その衝撃を
異様な雰囲気に自爆という言葉が脳裏を
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