登場人物・用語 3

▲バハムート (お爺さん、お館様)


 かつて古来の日本に存在していた伝説の大怪獣。

 

『偉大なる龍神』『怪獣の頂点』とも称され、特生対でも解明されていない異能を数多く持っていた。

 一樹と絵麻の技は、それらを再現したものとされている。


 怪獣でありながら人間を愛しており、彼らを守る為に日本を荒らす怪獣を倒し続けていた。

 

 また人間に変身する能力を持っており、当時愛し合っていた女性と交わった事がある。

 その時の子供の子孫が大都兄妹である(なお他にも子孫はいるが、力を持っているのは現時点では彼らだけである)。


 現在は特生対によって骨の状態で保管され、骨髄にある特殊物質をミスリルの弾丸に転用するなど、対怪獣の研究をなされている。

 既に死んでいるが意識は骨の中に健在で、子孫兼後継者の大都兄妹と対話する事が出来る。


▲高槻裕 (たかつきゆう)


 27歳の若さで、特生対本部防衛班の隊長の座に就いた女性。

 

 腰に提げている拳銃型ミスリル二丁を操る姿から『早撃ちの裕』と呼ばれている。

 飄々とした性格だが、常に隊長としての威厳を忘れてはいない。


▲榊原翔 (さかきばらしょう)


 特生対本部防衛班の隊員。


 大型ミスリルで怪獣を葬る為、『剛腕の翔』と呼ばれている。

 調子に乗りやすい面はあるが、市民を守るという防衛班の意志は誰よりも強い。


 模擬戦で倒されて以来、一樹を心の師匠と仰いでいる。


▲ミスリル


 特生対が開発した対怪獣装備。

 主にライフルやバズーカ砲など銃火器で構成されている。


 バハムートの骨髄に仕込まれていた特殊物質を弾丸などに組み込む事で、通常兵器に耐えられる怪獣をたやすく撃破できる性能を実現させている。

 銃身は特殊物質に耐えられるよう、怪獣の外殻を使用している(詳しくは『第24話 雨宮飛鳥 視点2』を参照)。

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